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合気道で考えよう「アンジャッシュ渡部の謝罪会見」

これは世間で話題になっている物事をおれ独自の合気道目線でみるとどうなるのかを全世界にお届けしようという素敵な試みである。

てなわけで、「渡部の謝罪会見って合気道的にはどうなの?」と聞かれたので答える。

渡部建は合気道がド下手クソである


昔はアンジャッシュのコントはけっこう好きだったが、最近はテレビも見てないので詳しいことはほぼわからん。
要するにアンジャッシュの渡部がグルメになって人気になり、佐々木希と結婚したが多目的トイレで色んな女と浮気してたのがバレて逃げて今更やった記者会見があまりにもつまらなくて話題になったらしい。

なので、とりあえずその謝罪会見とやらを見てみることにした。
その再生時間、なんと1時間41分である。すでにつまらないと話題になっている時点でこの動画を観るアホはほぼいないであろう。
もしかしたら1時間40分くらいから面白くなるかも知れないというわずかな希望を抱いて観てみた。


時間の無駄だった。


1時間41分後までなにもしない方がまだマシだというような最悪な状況下におかれた人間以外はこの動画を観る必要は一切ない。
意味不明な謝罪と追求のラリー、得点の入らない卓球の試合を延々と見せられたような気持ちになる。

会見に出たやつは全員合気道がヘタクソ


あの会見がグダクダになってしまったのは、要するに誰も合気道をわかっていなかったからだ。
合気道には『入身』という基本であり極意でもある動きがある。
この入身さえできれば合気道の半分は理解したと言ってもいいほどなのだが、まず会見では誰も入身をしなかった。
入身とは簡単に言うと死地に一歩踏み込む勇気である。相手の必殺の攻撃が当たり、それ故にこちらの必殺の攻撃も当たる正真正銘のどまんなかに一歩踏み出すのが入身だ。

入身がないとどうなるか?


まず渡部にはこの入身の意思がまっっっっったくない、しかもそれが誰の目にもバレバレというのは最悪の状態である。
合気道において相手の攻撃を受ける者の心得としては一瞬でも相手が隙を見せたら反撃に転じるという意思を持つことだ。
隙を伺うだけでもそれは伝わり「もしかしたらコイツも攻めてくるかも?」という気持ちを抱かせることができる。
それだけでも抑止力になるのだ。

同じような理由から記者の方も、本当ならもっと渡部が思わずしゃべりたくなっちゃうような甘い入身をすべきだった。
記者達はあの場の空気に飲まれて型にはまった質問しかできず、意外性のあることは何もできなかった。
その結果、あの会見はどうあがいても決定打のない勝っても負けても意味のない展開になってしまったのだ。
あの会見について、まるでいじめだという意見もあるが、あれは叩く仕事の人と叩かれる仕事の人がたまたま同じ空間に居合わせたということでしかない。
予定調和だ。

誠に遺憾ながら、会見の話題はもう尽きた


しょーがないじゃん、だって登場人物全員ヘタクソだったんだもん!
ただ、それなら正しい「入身」ってなんなの?という当然の疑問が出ることだろう。
そこで入身の達人にご登場願おう。この会見の合気道ヘタクソ共とは一線を画する関係者がいる。

そう、アンジャッシュの大島だぁぁぁぁ!

ここで「児嶋だよ!」が聞こえたすべての人類はすでに児嶋に入身されている。
これが!これこそが!入身である。
入身とは相手を型に嵌めてしまうための仕掛けだ。アンジャッシュ児嶋の「児嶋だよ!」はあらかじめ児嶋によって誰がいつ来てもいいように用意されている。
入身とは死地に踏み込む勇気だと言ったが、それは勇気さえあれば実際に踏み込まなくても良いからだ。相手に「こいつは絶対に踏み込んでくる!」と思わせることが入身なのだ。

児嶋は常に入身の意思があるので、自分は少しも動くことなく入身を実現している。これは恐るべきことである。タツジンだ!
児嶋と対峙した人間の多くが、もう「児嶋だよ!」が来ることがわかっている。それなのに避けられない。
うっかり名前を間違えさせられてしまう。わかっていても誘われてしまう。それこそが真の入身なのだ。
だから多くの人が安直に児嶋の距離に踏み込んでしまう。

真の入身をすればもはや触れる必要はない

合気道では触れることもなく相手を倒すことができる人がいる。だがしかし、入身さえわかればそれはまったく不思議なことではない。
何もしなくても児嶋は「大島さんですか?」と相手に言わせることができる。
これこそが人を動かすための第一歩「入身」だ。

アンジャッシュ児嶋にこれができるのは才能かも知れないし運かも知れない。
ただ本当に入身がわかっていれば色んな物事に応用できるようになる。それが入身を理解することの大事さなのである。

合気道ができれば謝罪会見なんて怖くない!


おわかりいただけただろうか?
まずは入身なのである。入身ができれば相手を操ることができるようになってくる。
アンジャッシュ渡部には是非ともこの入身を理解して欲しい。
そうすれば次に不倫をして謝罪会見をする時には、多人数の記者達に入身を決めて粉砕することができるようなっていることだろう。

謝罪会見を開く可能性があるすべての人に、合気道をオススメしたい。


今日のたわ言これでおわり!

マツリの合気道はワシが育てたって言いたくない?