見出し画像

令和の坂本龍馬あらわる?

たまには政治ネタでも。

今回の衆議院議員選挙は自民党が苦戦。50議席くらい減らしそうな情勢だ。理由は明確。野党が候補者を一本化しているから。組織で戦う自民党にとって野党候補者が複数立候補して票を割ってくれて、投票率が下がれば勝ちやすくなる。逆に対立候補が一本化して投票率が上がれば自民党にとっては厳しい戦いとなる。

自民党苦戦と野党候補者一本化のニュースを聞いて、これは仕掛け人がいるのだろうなと思って調べてみたらやっぱりいた。

それが中村喜四郎だ。昔ゼネコン汚職で逮捕された自民党の建設大臣だというくらいの認識だったけれど、調べてみるととても興味深い人物だ。この人が薩長同盟を実現した坂本龍馬のごとく、水と油の野党を一本化して自民党と本気で倒そうとしている。

この人のエピソードがかなり面白い。

・マスコミが大嫌い。取材には一切応じない。
・ゼネコン汚職で逮捕されたときは140日間完全黙秘。取り調べに応じないどころか、雑談にも挨拶にも一切応じなかった。やくざも泣かす検察官が「男の中の男」だと感嘆した。
・選挙は14戦無敗。日本一選挙に強い男。決起集会には5000人が集まる。
・政治献金は一円も受け取らない。

youtubeで演説動画を見ると圧巻の一言。日本にこんな政治家がいたのかと驚嘆。誰かに書かせた紙をただ棒読みするのが日本の政治家だと思っていたけれど、アメリカの大統領選挙のようだ。あらゆる数字や政策が頭の中に入っていて、それが湧くがごとくテンポよく口をついてくる。選挙のプロ中のプロと言う感じだ。
 

今回の選挙で自民党が野党になることはないけれど、日本で一番選挙に強い中村喜四郎が政治生命をかけて10年がかりで自民党を追い込もうとしている。自民党にとっては本当に恐ろしい相手だ。

自分たちの利益になるなら何でもありの今の自民党にうんざりしているけれど、野党もしょうもないしなあと思っていたけれど、中村喜四郎の本気に一票を賭けてみるのもいいかもしれない、と思えた。

何をやっても変わらないとあきらめたら本当に何も変わらない。人生は小さなことの積み重ね。選挙も一票の積み重ねだ。

みんなで選挙に行ってみませんか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?