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20230630 石村萬盛堂博多夜ばなし第7回『博多の夏博多祇園山笠』その4 新型コロナ禍の櫛田神社

 櫛田神社では本日夏越の大祓式のあとに飾り山の御神入れ,提灯の点灯式などが行われ,明日の飾り山の御神入れや当番町お汐井取りなどで博多祇園山笠が最盛期になる時期だというのに,私はといえば神戸の地で22日にうかがった講演の内容を文章化するしかできないのが残念無念…。・゜・(つД`)・゜・。まあでも,明日のお汐井取りに関する知識もあるのでぜひご覧ください。
 
問4「山笠は櫛田神社の神事ですが何故お汐井取りは筥崎浜なのでしょう?」
 
 高山権禰宜からこの問が出されたとき,フロアは結構盛りあがった記憶があります。二人ほどフロアの方をあてて答えを考えてもらいましたが「わからない」「棒洗いをする櫛田神社の浜宮とは…違いますよね」といった感じでフロアのみなが正解がわからないようでした(私もわかりませんでした)。
 正解を出す前にお汐井取り自体の説明がなされて,7月1日には当番町お汐井取りがあり,7月9日の全流お汐井取りには1000人程度の参加者があり,19時くらいに櫛田神社の境内に戻ってくるのを見るのもおススメとのことでした。
 祭のためにお清めをするときに使う真砂を取りに行く行事であり,てぼに入れて持って帰ることなどが説明されました。昔はそれこそ海の水でみそぎをしていたこともあった…などの話も出ましたが「何故筥崎浜なのか?」についてはその場では明確な回答はなかった記憶があります。
 その後,講演会の終盤で自由に質疑があった時に「先ほどの筥崎浜の件は,近くで砂浜があるのは筥崎浜ぐらいだからか?」という質問がフロアからなされ,それに対して「そうです」と回答されていた記憶があります。おそらくですが,筥崎宮が昔からあの位置にあり,そのため古くから港湾が発展した博多でもあのあたりの砂浜は維持されたため,現在に至ってもあそこにお汐井取りに行くのかなあと。
 そういえば真砂を入れるてぼは筥崎宮の神職の方々が現地で販売されていますが,そのあたり櫛田神社との関係はどうなっているのかなあとも。
 


知識7 新型コロナ禍についての神職さんの感想
 
 このあと山笠が静から動に移る話や,追い山ならしが15:59から始まること,清道が112mなどの説明があったのですが残念ですが詳細をメモできておりません。・゜・(つД`)・゜・。
 その後,そんな感じで7月からは忙しいぞ~と言われた後で,でもやはり新型コロナの頃を思えば忙しい方が良いとのことをおっしゃられていました。14,15日は徹夜になるけど,新型コロナで舁き山がでなかった2020,2021年のあのすることがない所在なさにくらべると全然うれしいとのことでした。
 

問5「4年ぶりの開催」の意味
 
 これは高山権禰宜からではなくフロアからの問でしたが「4年ぶりの開催というが,それでは規模縮小で行った2023年は正式なものとはされないのか?」という質問がなされました。これは答えるのが難しそうだなあと思ったのですが,けっこうきっぱり「2022年はしたことにはなっていない。」と答えられました。
 記憶では2020年の一番山は恵比須流でそれは2022年まで順延され2023年は土居流が一番山になるとおもうのですが,それだと恵比須流の一番山はどういうあつかいになるのかなあと。
 まあでもその際の「追い山はしたけど直会もないし…」という言葉でやはり直会は大事であれこそが地域を結ぶ力だよなあと思いました。あああ山を舁くのは一生できないと思いますが一度でいいのであの直会に参加したいなあ~と。

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