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20240531 チェコのプラハでモルダウを聴ける?

 私は基本的に育ちが悪いので子ども時代にクラシック等に触れる機会はゼロでした。そのためクラシックに触れられるのは学校の音楽の時間だけでしたが,そこで聴かされたモルダウがすごく印象に残っていて今でも聴くのが好きです。
 まあ,基本的にはさだまさしが映画『次郎物語』の主題歌としてモルダウの旋律をもとに『男は大きな河になれ』を歌っていて,そこからモルダウに興味を持っていたので,学校でモルダウをきいて「これだ!」と思ったのですよね。それで74分テープに『わが祖国』を入れて結構何回も聴いたのを覚えています。
 今CiNiiで「モルダウ」で調べると楽譜とかもふくめて52件で私の想像より少ないなあと。これなどは学校教育の中のモルダウについて分かりそうで面白そうでした。
【書誌情報】
吉富功修・三村真弓・伊藤 真・徳永 崇 2016 わが国の音楽科における共通教材に関する研究 : 中学校音楽科における《モルダウ》を視点として. 音楽文化教育学研究紀要(広島大学大学院教育学研究科音楽文化教育学講座), 28, 15 – 24.

 で,ここから本題に入りますが,2024年の7月21日から26日にかけてチェコのプラハでICP2024が開かれるではないですか。おそらくですが,チェコ-プラハ-モルダウというのは,日本-東京-春のうららの隅田川みたいな関係でしょうから,プラハで国際学会があればモルダウを聴きたい人は多いのではないかなあと。
 って,ここまで書いて「モルダウが学校の共通教材として指定されて全国的に有名な国」って日本だけかもしれないと思いましたが世界レベルでのモルダウの知名度はどの程度なのかなあと。バッハやモーツァルトやベートーベンほどではないと思いますし,同じチェコ出身ならドヴォルザークの方がやはり知名度は高いのかなあと。
 
 で,CLASSICTICというサイトで7月20日から7月26日のクラシックのイベントを探してみた結果が以下のリンクです。
 

 大きなホールとしては「プラハ市民会館」があるようで「スメタナホール」って名前がついているので期待したのですが

7月20日「映画音楽を聴く」
7月22日「オペラとバレエ」モーツァルト,チャイコフスキー白鳥の湖など
7月23日「ベストオブクラシック」ドヴォルザークなど
7月24日グリーク,ドヴォルザーク,チャイコフスキー
7月25日モーツァルトとドヴォルザーク
 
 でドヴォルザークは聞けてもスメタナなし…。・゜・(つД`)・゜・。。
 
 教会などでモルダウをしてくれるところはあるのですが「プラハ・ロイヤル・オーケストラ」なんて壮大な名前がついていてもメンバーは6名しかいないのが残念無念…。
 ということでICP2024の期間に本格的なオーケストラでモルダウを聴くのは無理そうだなと思われました。・゜・(つД`)・゜・。
 まあでも国際学会ってオープニングセレモニーとかでその国の名曲などを演奏してくれることは多いので,コンサートに行かなくてもそこで聞けると一番いいなあと。

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