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20240527 万博などの博覧会の来場者数から見る神戸の可能性

 今日,ポートライナーに関する以下の文章を読んでいました。
 
【書誌情報】
矢的照夫 1981 神戸新交通システム「ポートライナー」が走る : ポートアイランド線の概要. 日本機械学会誌, 84, 310 – 1315.

 この文章によると,ポートアイランド自体が「世界で初めての規模の会場都市」であり,かつ「コンピュータ制御により完全自動運転で動く乗り物としてのポートライナーは国内初」だったようですね。最近落ち目の神戸で「世界で初めて」や「全国初」などのうたい文句を聞くことは本当にまれになってしまいましたが,当時の「株式会社神戸市」は輝いていたのだなあと。
 でももっとびっくりしたのが「神戸ポートアイランド博覧会(通称,ポートピア81)」の来場者数が1610万人もいたことでしょうか。
 そんなに集まったんだな~と思ってこの度の大阪万博の予想来場者数を調べると2820万と…1970年の大阪万博は6422万と国民の半分くらいが来たというものすごさですが。
  そのほか,国際博覧会を大阪市がまとめた過去の国際博覧会に関する資料などより日本についてまとめると(1990年の国際花と緑の博覧会と2005年の日本国際博覧会は混同されている?)以下のようになると思います。

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/25447/00207317/shiryou_2sankou3.pdf


 他のものが国によるものだとすると一都市が行った博覧会で他にほぼ匹敵するような来場者数を得られたのはすごいなあと。
 
 まあ,そのような勢いをこれから神戸市が復活させることは正直まずないとは思いますが,なんというかそれでも「神戸市にしかできないこと」をこれから何か作っていけるようになりたいなあと思いますし,それができる可能性が神戸市には残ってもいそうだなと思っております。

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