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100年後にはルッキズム(ブサイク差別)を是正できる。私がそう信じる理由。

少し前に「一重まぶた問題」が取り沙汰されているのを憶えていますでしょうか?

11月13日(水)にNHKのクローズアップ現代でも特集が組まれていたので以下紹介文を抜粋します。

「一重まぶた」。「まぶたの形によって不利益を被ったつらさ」を訴える当事者の声がつぶやかれ瞬く間に“炎上”した。取材班がその背景を深掘りしてゆくと、いま世界的に大きな社会問題となっている「ルッキズム=外見にもとづく差別」の問題が浮かび上がってきた。
(引用元:追跡!トレンドワード~「一重まぶた」炎上の深層~ - NHK クローズアップ現代+2019年11月13日(水)放送。)

このときルッキズムの話が取り沙汰された理由はTwitterの投稿がきっかけでした。

要は「『一重まぶた』をナチュラルに見下すのは辞めろ派」や「一重まぶたを整形して何が悪い派」「一重まぶた可愛い派」などが入り乱れて、炎上した一件です。

この騒動において目が向けられたのは「一重まぶた」の是非ですが、突き詰めて考えれば「ルッキズム」という、人類の仕組みに空気のように自然に、かつ根深く存在している”とある意識(考え方)”に行き当たります。

ルッキズムとは

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ルッキズムとは「外見至上主義」のことを一般的に指します。

社会的に良いとされる美男美女像(色白、二重、小顔、胸囲の大きい等)を崇拝する一方で、それらの身体的特徴を持たない、いわゆる魅力的でない人を意識的に・もしくは無意識のうちに差別することです。

つまり「キモいんだよブス」とか「お前ブス専かよ?」とか「見る目ないね?」とか「あのブサイクのどこに惚れたの?w」等の何気ない一言の全てがこれにあたります。覚えがあって辛い。

この問題は非常に根が深く、しばしば是正は難しいというような論調で語られることも多いです。

なぜなら実際問題、生まれて数時間しか立っていない赤ちゃんも、迫ってくる大人たちを本能的に顔つきで判断しているという研究結果もあるとのこと。

赤ちゃんに対して「それは差別だ!」と訴えるわけにもいかず、元々人間に防衛本能の一部として備わっている機能に起因している部分もあるということですね。

ルッキズムは是正できるか?「ソサエティー6.0の世界の可能性」

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情報化社会・大量消費社会・高度資本主義社会にある21世紀。

美男美女の恋模様は神格化され、コンテンツ化され、消費され続けている21世紀。

CAさん、最近それ系の番組作りすぎじゃないですか?英才教育でしょうか?

とにかく世の中の美男美女でない人間たちにとって、これほどルッキズム問題が自己の人生満足度に直結して迫ってくる時代は今までありませんでした。

まさに21世紀を生きる多くの人は自分のルーツに対して感謝をしている人と恨みを抱えている人にハッキリ分かれているのです。

そんな社会を核心から変える次世代の新しい社会の形が見出しにも書いた「ソサエティー6.0の世界」です。

ソサエティー6.0ってなんだ?

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ソサエティー6.0(Society6.0)はこの先到来する新たな社会のことです。

今でもソサエティー5.0という言葉を耳にする機会があるのではないでしょうか?

ソサエティー5.0については、詳しくは以下の内閣府が発表しているリンクを見ていただきたい。
Society 5.0 - 科学技術政策 - 内閣府

ソサエティー5.0の社会では全てのものがインターネットに繋がれ、AIとロボティクステクノロジーが多くの仕組みや労働を代替できるようになります。

これにより「少子高齢化」「地方の過疎化」「貧富の差」が是正されると考えらているんですね。今でも少しそうなってきている実感はあるのではないでしょうか?

そして今回私が論じたいのはその先の社会である6.0の社会です。

「ソサエティー6.0」に今のところ明確な定義があるわけではないのですが、あえて定めるなら以下のようなものが適切ではないでしょうか?

「サイバー空間と現実世界を融合させた完全なネットワークが運用されている。また、人間以上の動作が可能なアンドロイドの実用化が行われ、かつバイオテクノロジー・ジーンテクノロジーが最高度まで発達した社会。」

特筆すべきは、この時代に突入することで今までの価値観はIT革命のときよりも遥かに大きなインパクトを伴って変わらざるを得なくなるということです。

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この時代が現代と大きく異なる部分は以下の3つの点です。

1.人間が行なっていた全ての労働生産はすべて機械によって代替される
 →(皆労働社会の終焉)
2.価値代替手段として用いられる通貨が廃止される
 →(資本主義社会の終焉)
3.生命倫理についての議論激化
4.「1」「2」「3」からもたらされる「価値」の再定義

どれも現代と大きくかけ離れているのですが、特に「4」の影響は非常に大きいと思います。

なぜなら、今現在「価値あるもの」として普遍的に受け入れられているもの(労働・お金・家族という形態・肉体)の価値が低くなっていくからです。

「価値あるもの」とは言い換えると「有難いもの・滅多にないもの」です。価値は有限だからこそ尊ばれます。

ですがソサエティー6.0では安全さも快適さも無限に保障・供給されます。

そんな状態になればもはや物質的なものごとに価値は見出せなくなるのではないでしょうか?

ソサエティー6.0が「ルッキズム」を是正する理由

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ようやく本題です。

ソサエティー6.0はどのようにして「ルッキズム」を是正するのか。

これについてですが、厳密に言えば是正というよりは消滅させると言い換えた方が良いかもしれません。

ソサエティー6.0によって現代の人類が持っている価値尺度は大きく変わると先述しましたが、「物質的な美しさ」という価値も社会の進化に伴って低くなっていくと考えられるからです。

例えば、女性は今多くの人が化粧をしていますが、これと同じ感覚で毎日顔を物理的に変えたり身長・体型をさえも日々変化させられるようになったらどうでしょうか?

人々は、次第に外見よりも「その外見を選んだ心理」の方に興味が行くのではないでしょうか?

これは男性も同じで、極論を言えば毎日女性になったり男性になったり、アメリカ人になったりロシア人になったりすることが可能な世界では、性差やジェンダーはもとより、もともとの外見など誰も気にしなくなるのではないでしょうか?

もちろんジーンテクノロジーも進化している社会ですから、もともとの外見も遺伝子レベルで変更可能。

完璧な外科手術、完璧な遺伝子操作どちらでも可能だが、とにかくそのような行為が一般的になった社会になればオリジナル云々というような話も出てこなくなる気がします。

6.0の到来は100年後?人類にはもう少し時間のかかる話

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とにもかくにも現状の社会でルッキズム是正は困難だと思います。

私も可愛くて綺麗なお嫁さんが欲しい一方で、そのような女性たちは屁理屈をこねくり回すだけのカッコ良くもない男など相手にはしてくれません。

残念なことに与えられなかった人類にとっては、まだまだ辛い社会が続くのです。

だからこそ私は最後にこのエントリーで伝えたいことがあります。

それは盲目的に理想の未来の到来を信じ、その世界の様子を世界に広める「未来教団」への招待です。

どうせ何を言っても社会はゆっくり動いていくんです。

それであれば、より明るい未来へ導いてくれる若い人々に対して、彼らが希望と感じてくれることを伝えていこうではありませんか。

私はいち早く6.0世界へ至りたい。あなたも是非入信を。

※以前別の「織田倫太郎アカウント(削除済)」で投稿した記事をリライトしております。

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