ぶら下がり健康器という快楽
まりもです。
突然ですが、ぶら下がり健康器というものをご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
30代以降の方ならもしかしたら自宅にあって、ぶら下がり健康方とやらでぶら下がっては見たものの、いつの間にか洗濯物掛けになっていたアレです。
何故、それをネタに持ってきたかと言うと、事の始まりは無職生活から始めたウォーキングからになります。
歩くのがすごくめんどくさいって思ってて苦痛だったりします。まあ、体調崩して仕事休職から退職ってなっていって、通院と買出しと近距離実家に行くぐらいでほぼひきこもっていて、移動手段は自転車のみ。家の中でヨガやストレッチはしてるけど、それ以外はほぼ寝てるかぼーっとしてる状態が2ヶ月ほど続きました。
何気に友人ドSと話している時に、「歩くのが嫌い」と言った私に対して、「いつも買い出しや空の写真とか撮ってInstagramやTwitterに上げてたから、油断した。そんなんでヨガとかストレッチやっても血行良くなるわけない。それに気づかなかったのは、痛恨の極みだわ」と。
そして、「とにかく歩け」と。
なので、朝食の後と気分が乗れば夕食の後に30分くらい近くの河川敷を歩いてるんですけど、ちょっとした休憩所にストレッチや筋トレできる器具があるんですね。
懸垂できるほど体力もないし体も重いので「とりあえずぶら下がるか……」って軽くぶら下がったんですよ。
……アッ……伸び……る……アッ……!!!!!!
なにこの快感
背中から腰にかけて伸びるこの感覚は、まさに快楽……
って。血もじゅわーって巡る感覚がすごいのと何よりも体が解れる感覚。そこから家までタラタラ歩くと800mくらいなんですけど、
なんか歩く感覚が全然違う
程よく背中や腰周りが伸ばされたせいなのか、独身の頃大好きだった艷女(アデージョ)という言葉を生み出した雑誌NIKITA(バックナンバー探し求めてる)の『艷女はみぞおちから歩く』が体現出来る!!!!気持ちイイ……なんてこったパンナコッタ……!!!!
みたいな喜びに満ち溢れて、歩くのがかったるい日やサボりたい時も
『ぶら下がり健康器がワイ氏を呼んでる……』
って言い聞かせて歩いてたりします。
今だと、実家で朝食を取らせて貰ってるので、実家からまず自分ちに帰るルートを遠回りして1km→ラジオ体操→帰りの1kmの途中でぶら下がり健康器とストレッチして帰る
ですね。
あまりにぶら下がり健康器の心地良さに、思わず検索して「あ、これくらいの値段で買えるやんけ」ってなってたら、友人ドSからは、
「家にあったらどうせぶら下がらなくて洗濯物干しになるだけから、やめとき」
って的確で鋭いツッコミが入ったので正気に戻りました。
それではまた。
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