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人間が作り出すもの,作り出せるもの
今週末は、春日部の防災地下神殿に伺った。
正式な名称を“首都圏外郭放水路”という。
小さな河川での氾濫の兆しがあると、巨大な地下のトンネルを通して、江戸川に水を流す仕組みで、今回伺った防災地下神殿はその水を調節する水槽を地下に作ったものだ。
年に平均7回の稼働があり、東京が水没するのを防いでいる。
係の人の説明によると
地下22mの位置にあり、長さは177m、幅78m、高さは18m。
調圧水槽の天井を支えている柱の大きさは、1本につき奥行き7m、幅2m、高さ18m、重さは約500トンにもなります。それが全部で59本も立っている光景は圧巻です。これほど巨大な柱をたくさん立てているのはなぜなのでしょう。地下水位の高い地中につくられた調圧水槽は、水槽のまわりにある地下水からかかる揚力により浮き上がる恐れがあるからです。柱によって天井を支えることで地下からの浮力を抑え、調圧水槽が浮き上がるのを防いでいるのです。
と、とにかくスケールが大きい。
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このような大きな建築物を見ると、人間の可能性を再認識する。
時間を味方につけ、執拗に執着し、自分たちが想像した未来を作ることができるのは、ピラミッドを見ても、サンピエトロ大聖堂を見ても、防災地下神殿を見ても明らかである。
話を変えよう。
スタートアップが最初に吐く嘘は、時間についてである。
大体の場合、創業当初に言っていたような世界に、その時に考えていた時間軸でたどり着くことはない。
それでも懲りずに、想像した未来に何度でも挑戦し、執拗に熱量を注ぎ込み続けることができるなら、素晴らしいことを成し遂げられるに違いない。
最初にこの感覚を感じたのは、都庁の下の広場で寝っ転がって都庁を眺めていた時である。
スタートアップ諸氏におかれましては、悩んだら都庁の下の広場で寝転がってみるのを強くオススメいたしまする。
P.S.
業法上の課題がたくさんありそうだが、ユニークなAirbnbのリスティングを作る、という意味では、この中でキャンプができるプランなどがあればとても良いプロモーションになるのではないか?と感じた。
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