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Notionでバレットジャーナル(1)


Notionでバレットジャーナル(1) 概要
Notionでバレットジャーナル(2) 構成
Notionでバレットジャーナル(3) Inbox - すべてのスタートライン -
Notionでバレットジャーナル(4) ビュー・ドリブン
Notionでバレットジャーナル(5) 運用

1. 概要


紙の制約からの解放

Notionの使い方は百人百様で正解は無い。使う目的も多様なら目的別の使い方も多様だ。だからこの記事もあくまで私なりのやり方の紹介に過ぎない。

ここではNotion的バレットジャーナルの実現法について記している。私はこれまで紙媒体でバレットジャーナルを数年間おこなって来た。バレットジャーナルについてはここでは詳細に記さない。ネットや書籍で調べて欲しい。出来ればライダー・キャロル氏の原典に当たり、ソリッドなエッセンスを身に付けるのが良い。

バレットジャーナル用のロイヒトトゥルム

バレットジャーナルは優れたタスク管理法だが、最初のタスクの洗い出し方法が欠けているので、私はGTDによるタスクの洗い出しを組み合わせている。GTDはタスクの整理術であり、バレットジャーナルはいわばタスクのトラフィック監視術だ。日々変容する現実生活に応じて、輻輳する情報を監視し日々のタスクへと還元する。一方のGTDでは脳内にもやもやと鬱積した「気になる事」を書き出してタスクやプロジェクトやスケジュールに落とし込む。双方を組み合わせる事で、現実と脳みそが乖離する事を防ぐ。これが私のやり方だ。

Notionを使用する前まではこの作業をノートのページをめくりながら行っていた。インデックスを作ってページ管理をし、キーによってタスクやイベント、メモを見分ける。

デジタルでバレットジャーナルを実現しようとする場合、大抵の人は紙ベースの制約から生まれたこれらの方法論をそのまま移行してしまおうとする。これが過ちの第一歩だ。

デジタルで検索性が高いのだからインデックスもノンブルもいらない。フィルタリングやリレーション機能、タイムラインビューでビジュアルに日時の移動が出来るので、バレットジャーナルの文字通りキーとなるbullet - 記号 - もいらない。紙の制約から生まれた日々のタスクの写し替え作業もいらない。最初にGTDのInboxに登録したデータはどんな形にでも再利用が可能だからだ。

Notionには幸い、バレットジャーナルを実現するために必要な機能が満遍なく実装されている。次回から、私が実際に運用しているものを参照しながら詳細を紹介する。

Notionでバレットジャーナル(1) 概要
Notionでバレットジャーナル(2) 構成
Notionでバレットジャーナル(3) Inbox - すべてのスタートライン -
Notionでバレットジャーナル(4) ビュー・ドリブン
Notionでバレットジャーナル(5) 運用

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