生活保護を申請した経緯 的確なアドバイスに感謝

私が生活保護を申請したのは35才の時でした
小学校の男の子2人とわずか2才の女の子の3人の母として
貧乏だけど明るい家庭を守っていたと思っていたある日 
突然
浮気相手と失踪した元夫に置き去りにされた形になりました



間の悪い事に新築マイホームを建てていた真っ最中で
ためていた預貯金は家の頭金に入れてしまっていて
失踪と同時に会社を解雇された元夫に支払能力はなく
建築会社は頭金の返還を諦めるのならという条件で
マイオーダーホームを引取って再販してくれました

まあ、つまり、私は一文無しに近い状態の子持ち無職主婦となったわけで

昨日までの新築マイホームの完成を心待ちにしていたウキウキ心踊る生活から
一瞬で真っ暗な先の見えない状態にひきずりおろされ
地を這う気持ちを味わされたわけで

でも身体だけは元気で、子どもたちの為にもしっかりしなくてはと
笑顔を作り涙をかくして過ごしていました

私と子どもたちはこの先どうなるんだろう?
不安に押しつぶされそうでした

就職先を見つけるのは困難だしもし見つかっても3人の子どもをかかえて
急な発熱などでまともに出社できるとは考えにくい

得意とするPOP広告か流行のインターネットで自分で起業するしかないな
でも経験もないし営業方法もわからないし女性が一人でできるものなのか?



そんな時に友人から
「知り合いの市議会議員さんが相談にのってくれるらしいよ!一緒に行こう」
と声をかけられ ついていった市役所の議員控室

男女二人の議員さんと私
議員さんは私に「生活保護の手続き」をしましょうと話されました



私は抵抗しました
「そんなにまで落ちぶれたくないです」と言いました

生活保護=仕事をしないずるい人 まともじゃない人
だというイメージを強く持っていました

議員さんんは言いました
「生活保護は落ちぶれに行くところではありません
日本が誇るセーフティネットです
税金を納めてきたあなたが得れる権利なんです
その権利を少し利用して
そこから出る努力をしたらいいのですよ」

目から鱗でした

私の知識の浅はかな偏見で生活保護を見ていたと気づきました

でも病気がちでもない健康な私でも受けられるの?

受けられるんです

「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」があるから
働いて稼いだ額は保護費に返すというルールで収入を上げて行き
収入が生活保護費を上回り安定したと感じたら保護解除したらいいんです

起業してもすぐに収入につながるか分からないし
生活保護で安定した生活をしながら取引先を探せばいいんだよと
教えてくれました

それが私の生活保護ライフのはじまりでした

その後生活保護の実態を知り制度の穴を知り
ずるい人製造制度になるのはしかたない現実に直面するのですが

今日はここまで
続きはまたね!

一般社団法人「リボン」
http://re-born.or.jp/

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