ITIL4よもやま話 従うべき原則⑦ ～最適化し、自動化する～

　ITIL従うべき原則、第7回は「最適化し、自動化する」です。7つある「従うべき原則」の最後の1つになります。

　「自動化」は何となくイメージがつくと思いますが、その前に行う「最適化」とはどういう意味でしょうか？

　「最適化」とは、合理的な範囲で（ココ重要）、業務フローを改善したり、効率化する事だと考えています。この辺りは他の原則「シンプルにし、実践的にする」にも繋がります。

　複雑な業務を複雑なままにして自動化すると、その複雑さが後々のトラブルや障害、組織運営の妨げになりかねません。そういった非合理性は、ゆくゆくはコストに跳ね返ってきます。
　そのため、「自動化」をするまえにまず「最適化」を行いましょう、というのが本原則のコンセプトであると私は解釈しています。

　以上、従うべき原則の「最適化し、自動化する」についてお話ししました。

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