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基礎医学オススメ教科書

初めに

 合言葉は「教科書を買うのはもったいない!」「最低限のものしか買わない。」「必要なら図書館で本を借りる。」
 これをモットーに学生生活送ってきました。
 以下に6年間の学生生活を通じて特に良かった本をあげています。ただし、全ての本を買っているわけではありません。僕が買った本は一番下に改めて書いておきます。
 似たようなまとめは他にも多数あると思います。その中でも私のものはあまり聞きなれない本が多いかもしれません。是非とも一度図書館で手に取って読んでみてください。(医学書代は大きな出費です。中身を見る前に買うのは言語道断です)

基礎生物学(大学合格〜基礎医学の授業が始まる前に読んでおきたいもの)

高校生物基礎・高校生物教科書
https://amzn.to/3oAO1vF
https://amzn.to/3Blf41D
メリット→大学の教科書みたいに細かいことは書いていないので概要を掴みやすい。
デメリット→無くても進級できる。

カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書シリーズ
https://amzn.to/3uQaGWa
メリット→高校生物と基礎医学の橋渡し的存在。図も豊富で分かりやすい。物理選択者がいきなり選んでもついていける。
デメリット→アメリカの教科書を翻訳したものなので日本語が少しおかしいところあり。

解剖学

ヒューマン・アナトミー・アトラス(アプリ)
https://apps.apple.com/jp/app/ヒューマン-アナトミー-アトラス2021/id1117998129
メリット→3Dで見れるので立体構造を把握しやすい。分かりやすい。買うこと必須。
デメリット→細かい解剖構造が載っていないので大学によっては解剖の試験でこれだけだと不十分かも。臨床始まればこのアプリに載っている知識でほぼ十分。
注意! 割引セールで3,000円→120円になります。
セール期間を狙って必ず買いましょう!

グレイ解剖学
https://amzn.to/3Amqb97
メリット→文章で解剖の説明が載っている。細かい解剖構造も図と文章で説明されている。
デメリット→分厚い。通読不可。高い。教科書に指定されていなければ買う必要無し。

発生学

Qシリーズ新発生学
https://amzn.to/2YqYLlv
メリット→特になし。発生苦手でもこの本と過去問で試験は乗り切れた。CBT前にも使えた。
デメリット→特になし。

組織学

入門組織学
https://amzn.to/3Aiymn8
メリット→日本語も分かりやすく書いてありよかった。模式図(スケッチ)も載っていて写真だけを見るより分かりやすい。
デメリット→特になし。

人体組織学カラースライド・データベース(神戸大学ホームページ)
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/products/jintai1/
メリット→組織の写真がたくさん載ってある。定期試験で写真(顕微鏡画像)の問題が出るならこれで対策するのがオススメ。無料!
デメリット→説明文がやや分かりづらい。

生化学

基礎から学ぶ生化学
https://amzn.to/3lcmZZv
メリット→図が多く分かりやすい。文章も平易で分かりやすい。理工系の学生向けに書かれたものなので物理選択者にはオススメ。医学部の試験はこれで乗り切れる。
デメリット→生物選択者だと文章が冗長に感じるらしい。

漫画でわかる生化学
https://amzn.to/3uMor88
メリット→生化学の概要を掴みやすい。物理選択者は読むべし!
デメリット→これだけでは定期試験には通らない。

生理学

Qシリーズ新生理学
https://amzn.to/3AmrTHz
メリット→簡潔に文章が書かれていて、かつイラストが十分に入っていてオススメ!
合格点は確実にいける!CBT対策にも十分!病院実習でも使える!オススメ度No.1!
デメリット→特になし。

病気がみえるシリーズ
https://amzn.to/2Yr0x69
メリット→図と文章が必要十分に載っていて分かりやすい!
デメリット→14冊も買わないといけない。金がかかる!
自律神経や細胞生理などの総論部分の話が載っていない(いろんな巻に跨っている)

消化器・循環器・呼吸器・腎泌尿器・脳神経は買わなくても図書館で借りて読んでみても良いかも?

カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版
https://amzn.to/3leBbkQ
メリット→病気がみえるみたいにイラストが豊富で分かりやすい!文章も平易で分かりやすい!
デメリット→1冊が高い!(2万円弱)

病理学

Qシリーズ新病理学
https://amzn.to/3DIeJXz
メリット→イラストが豊富で文章簡潔。分かりやすい。
デメリット→病理写真がやや少ないかも。

病理コア画像(ホームページ)
https://pathology.or.jp/corepictures2010/
メリット→無料。写真がたくさん。弊学ではここの写真が試験でよく使われる。
デメリット→説明短く、レジュメだったり他の本で知識をつけないといけない。

免疫学

新しい免疫入門 自然免疫から自然炎症まで
https://amzn.to/3ADAwhi
メリット→物理選択者でも分かりやすい文章で書かれている。免疫の概要、流れを掴みやすい。ワンチャン、これだけで試験乗り越えられるかも。
デメリット→内容がやや浅い。

もっとよくわかる!免疫学
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メリット→イラスト豊富。かわいい。上の本より内容が深い。
デメリット→特になし。

微生物学

Qシリーズ新微生物学
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メリット→標準微生物学より内容がやや浅いが、各項目簡潔に書かれていて分かりやすい。
デメリット→大学によってはこれだけでは試験乗り越えられないかも?(CBTはこれで乗り切れる)

薬理学

Qシリーズ新薬理学
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メリット→安い!(薬みえを揃えるのに比べたら圧倒的安さ)各項目簡潔に書かれていて良い。まだ通読できる。
デメリット→糖尿病治療薬など内容が本当に薄いところがちょくちょくある。分子機序の説明がやや薄い。

薬がみえるシリーズ(特にVol.1)
https://amzn.to/3aLJfmR
メリット→イラスト豊富。各薬の作用、適用、副作用などがしっかり書かれている。生理学的内容や病気のことも簡単に書いてくれているのも良き。
デメリット→細かい。分厚い。通読は不可。辞書代わりになるか?(病みえも通読難しいよね。)

遺伝学

カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学
https://amzn.to/2XduI0c
メリット→イラストが分かりやすい。物理選択者でも分かる。
デメリット→翻訳された本だからか日本語が分かりにくいところが少しある。

高校生物教科書
メリット→基礎の基礎。物理選択者はこれを頭に叩き込んだ方が良い。
デメリット→当然、これだけでは不十分。

遺伝医学への招待
https://amzn.to/3aEbZhk
メリット→薄いので通読できる。文章が簡潔。これだけで試験の及第点はいく。
デメリット→文章が簡潔ゆえに行間が分かりにくいところがあった。

新 遺伝医学やさしい系統講義19講
https://amzn.to/3n25evU
メリット→↑の本と逆。細かいが行間を考える必要はほとんどなかった。
デメリット→分厚い本なので通読は難しい。図書館で借りて必要なところを読むので十分。

学生生活で買った医学の本

 高校生物基礎・高校生物教科書
 カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学
 ヒューマン・アナトミー・アトラス(アプリ)
 グレイ解剖学
 基礎から学ぶ生化学
 病気がみえる(消化器、循環器、呼吸器、腎、脳神経、産科、婦人科、整形外
 科)
 薬がみえる(vol.1)
 
 *Qシリーズは大学の図書館で電子版を無料でダウンロードすることが出来まし
  た。

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