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雑記2 ポットのお湯が沸いていなくても焦ってはいけない


まつながです。

この前、高級寿司食べ放題なるものに招待していただき医療職者20人くらいでおしかけました。

実に美味しかったです。
やっぱ六本木は違うなと。。。

さて、
その時に少し話したんですが病棟時代の失敗談とかそういう話をまとめて行こうかなと思って書いてます。

あれは忘れもしない、
先輩との夜勤の日でした。

私が働いていた病院は2交代で病棟全体では10人くらい夜勤のメンバーがいるんですが、同じチームのメンバーは先輩と私の2人。

しかもチーム移動してそこまで時間も経っていなく2年目だったこともあり先輩にフォローしてもらってばかりの頃。
2人しかいないメンバーで、先輩がリーダー、私がメンバーになるわけですが。うちの病棟でも下のメンバーの受け持ちの方が忙しいというのは他の病院と同じな訳で。
当然、私は20時前からバタバタと病棟を駆けまわり夜のイベントをこなしていきます。

22時頃、業務は落ち着きを取り戻し、余裕が出てきたため、先輩から「休憩行ってきていいよ」のお言葉を頂戴しました。
”ようやく座れる”
その一心でラウンジに戻り、この後のために用意していたカップラーメンでカロリーの補給をと考えました。封をきり、蓋をあけ、いざお湯を注ごうとしたその時、
電気ポットのお湯が沸いてないことに気づきました。

”電源ランプがついていない”
コンセントを見ると、確かにコンセントは刺さっている。

”コードが外れている?”
最近の家電はコードが磁石でくっつく奴も多いのでそのパターンかと考え、壁に刺さったコンセントを急いでたぐり寄せていきます。

”休憩はせいぜい20分くらい。カップラーメンをたべて歯を磨いて一息つくためには、なんとしても早くお湯を沸かしたい”
そんなことを思っていた次の瞬間、

『バシュッッッ』

静かに、そしてはっきりと、音が聞こえる。
そして時間差でやってくる指先の温かみ。

咄嗟にコードを離し、自分の指に目をやると、右手第3指がPIP関節まで真っ黒に染まっているのです。次第に漂ってくる焦げ臭さ。

”落ち着け。ひとまず洗うんだ。”
カップラーメンもお湯も忘れ、ただひたすらラウンジの蛇口で指を洗い始めます。

ところが取れない。
全然すすが取れない。
痛みはないけど念のため洗いながら冷やす。
そして考えました。

”先輩に報告するべきか。”
実は数日前に他の先輩が大部屋の電気の漏電で感電していて結構な火傷をしていたのです。なかなかの大ごとになっていたので、これは言うべきかと20分あった休憩時間を全て使って考えました。
そして、ナースステーションで記録している先輩に告げました。

「すみません。感電しちゃいました。」
夜勤メンバーみんなで爆笑。
よかった。この先輩と夜勤でよかった。

そして、そのまま自分の病院の救外へいきます。白衣のまま受診。明らかに慣れていない研修医が救外担当の医師で、何やら先輩医師へ電話をかけながら教科書を読み漁っている。大丈夫かうちの病院。一応患者さんが目の前にいるんだけど、、。
とりあえず採血します。そう言われ処置室に通してもらい、その研修医が採血してくれるんだけど、まあ採血がとれない。
白衣の看護師相手に採血とか絶対緊張していただろうね。ほんとごめんなさいと思う反面、笑いながら「病棟戻って自分で採血してきます?」って聞かれたときは”いいから早く終わらせてくれ”と思ったことを研修医には言えない。

結局なんやかんやで
病棟戻ってきて、夜勤をこなし、
夜勤明け、翌日と採血のため受診。
うちの病院では、自分のカルテは自由に閲覧することが可能だったので採血データとかも自分で確認できました。
休みが明けて、
日勤で出勤し、
患者のカルテよりも先に自分のカルテを開き、採血データを確認しようとした時
それ目に入りました。

#電撃症

電撃症っていうんだ。
何事もなかったから今となっては笑い話ですが、
電撃症って なんか響きが。。

ちなみにこの時を境に、やたらと静電気に悩まされるようになりました。

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