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クラシックコンデジ LUMIX DMC-FT2の写りは「エモい」と言ってもいい

LUMIX DMC-FT2は締まりの無い画になるところが面白い

先日、LUMIX DMC-FT2の実写撮影した写真を掲載しましたが、今回は久しぶりに晴れたので、晴天の屋外で撮影した写真を掲載しようと思います。

LUMIX DMC-FT2で晴天の屋外撮影

LUMIX DMC-FT2の発売当時の作例を検索していたら価格.comの作例ページを見つけたのでリンクしておきます。

作例を見ると、筆者が所有するLUMIX DMC-FT2は新品時から比べるとかなりコントラストが落ちているのがわかります。

LUMIX DMC-FT2で晴天の屋外撮影

露出補正を2/3段分暗めにするといい感じの色になっていきます。しかし、黒の締まりは全くありません。

LUMIX DMC-FT2で晴天の屋外撮影

ただ、黒の締まりがないからと言って写真としてダメかと言えば、筆者はそうは思いません。

LUMIX DMC-FT2で晴天の屋外撮影

Panasonic独特のシャープの甘さと相まって、独特の雰囲気がある写真に仕上がっていると思います。

LUMIX DMC-FT2で晴天の屋外撮影

この雰囲気が湿度を持っているように感じるのは筆者だけでしょうか?人物が写っていなくとも人間味を感じるような湿度を持っていると思います。

LUMIX DMC-FT2で晴天の屋外撮影

まぁ、この写りは完全に好みのわかれるところではありますが、「写ルンです」の流れからきているクラシックコンデジの「エモさ」は、荒くて甘い写りがあってこそと言える気がします。

LUMIX DMC-FT2で晴天の屋外撮影

黒が締まらない写りと、なんとなく甘いシャープネスはCCD撮像素子に由来する部分だと思います。そしてシャープネスが甘いながらもきっちりと結像している解像感は、曲がいなりにも「LEICA」銘を被せたレンズだけのことはあるな、と感心させられます。

クラシックコンデジは楽しい!

LUMIX DMC-FT2で晴天の屋外撮影

間違いなく言えるのは、LUMIX DMC-FT2での撮影は、出来上がった写真も含めてすごく楽しい。大伸ばしにして部屋に飾るのではなく、サービス版をたくさんテーブルの上に置いて眺めるような、そんな写真を撮らせてくれます。

LUMIX DMC-FT2で晴天の屋外撮影

LUMIX DMC-FT2も含めたクラシックコンデジの世界は、もう少し深堀する楽しみがあると思えてきました。

ミレニアム近辺の年代のコンパクトデジタルカメラが実家の引き出しの中に眠っているようなら、引っ張り出して電源を入れてみてください。バッテリーが劣化していたらAmazonなどで検索してみると、意外とまだ社外品が売っていたりします。CFカードやメモリスティックなど、今では特殊な記憶媒体を使う場合でもマイクロSDアダプタとして売っているものもありますから、ぜひこの撮影体験を味わってみて欲しいと思います。

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