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デビルズ・アワー〜3時33分〜

全6話の手に汗握るサイコスリラードラマ。

第1話「3.33」
毎日、午前3時33分ちょうどに目が覚めてしまうルーシーは、
長い間、不可解な現象に苦しみながら日々を暮らしていた。
そんな中 発生した残虐な連続殺人事件の先に待つ、疑問の答えとは。
第2話「ビロードうさぎ」
第3話「チャイコフスキー」
第4話「嵐の後」
第5話「失った半分の自分」
第6話「アモール・ファティ」
【amazonプライムビデオの紹介文より】

 *  *  *  *  *  *  *

「デジャヴ」「パラレルワールド」「千里眼」「イジメ問題」「育児放棄」
「見えない物体や生物が見える人の家系」「認知症と統合失調症」「誘拐」
「血生臭いフラッシュバック」「血塗られたぬいぐるみ」「秘密の地下室」
「反復する人生」「運命の改変」「予知夢」「天井裏の人」「麻薬密売人」
「本来の結婚相手に出会ってしまう世界線」「輪廻」「監禁」「無理心中」
「猟銃自殺」「悪夢」「母親の不倫」「父親の虐待」「犬の死骸」
などなど、
これら不吉な要素が入り乱れ、絡み合い、
時間軸も不規則、夢と現実の境界線も不確かで、
まさにカオスの6時間ドラマ。
なんのこっちゃワカランと思う、最初の方は。
ワカランながらに次第に見えてくるものがあり、
終わってみれば致命的な矛盾点も無く、
優れた脚本であるってことが分かる。
つまり、
右脳と左脳のバランスの取れた頭脳の持ち主ってことだね、
トム・モランって脚本家は。
ところで、
この作品は売れるだろうか。どうだろう?

しかしまあ、物語を創作するにはね、
かしこければいいってなものでもなく、
矛盾しまくりで作者もわけワカランまま勢いで作った作品の方が
バカ売れしたりするからね、これ実際。
コアなファンが勝手に不備や矛盾を補完してくれたりね。
「Speech is silver, silence is golden」
外国の諺にもあるよね、沈黙は金。

だけど、
黙ってたらバカって決めつけられる人も居るしね
(詳しくは『邪宗まんが道』って小説に書いてある)。
けっきょく「運」なのよ、創作で売れるかどうかは。
頭脳や才能では無くね。
創作だけじゃないよ。なんでもそう。

おっと、
だいぶ話がそれた。
言いたいことは、
この6時間もの長い動画を観る世界線と、観ない世界線があって、
キミはそのどちらを選ぶかってことなんだ。

僕は今、観る方を選択して良かったと思ってるけど。

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2022年 英国 哲学的スリラードラマ
製作総指揮 / 原案 / 脚本 : トム・モラン
監督 : ジョニー・アラン / イザベル・シーブ
出演 : ジェシカ・レイン / ピーター・カパルディ

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