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社長note【ハーフターンに向けて】

2023シーズンも残りホーム2試合を終えるとリーグ戦の折り返しを迎えます。
ここで皆様にクラブが目標としている数字の現状をお伝えしたいと思います。

  • 平均入場者数 7,643 人(目標:10,000人)

  • シーズンパス販売数 5,119名

  • クラブガンズ会員数 7,707名(目標:10,000人)

  • 営業件数 839社(1,100社)

いずれも目標の数字には辿り着いておりませんが、天候や試合結果を言い訳にせず、今日もクラブスタッフは連戦のホームゲーム準備に励んでいます。
最後の最後まで、この目標達成に執着していきたいと思っています。

一方で営業的にポジティブな要素があります。

先日の営業会議で上記資料が共有され、全社にも周知しました。
私が最も価値を感じているのは、オフィシャルスポンサー数です。
実は過去最高が2021シーズンであり、2023シーズンは2020シーズンに並び過去2番目の数となりました。

チケットの需要にも影響を受けるパートナーカンパニーの数や、オフィシャルスポンサー様への提示価格は、カテゴリーの影響を受けてダウンしている現状もありますが、それにも関わらず営業部を中心とした全社営業活動が実を結んでいると感じています。

営業活動においてはトップチームの成績が追い風にも逆風にもなりますが、どんな時でもしっかりと営業活動を続けてくれているクラブスタッフを、是非サポーターの皆様にも認知して頂ければ有り難いと思い、数字を共有させてもらいました。

また、試合の告知方法や、プロモーション活動のやり方も、インパクトがある活動に変換していけるようにクラブ内でも議論を交わしています。新体制発表会でもお話しした通り、選手達にも改めて地域に対する活動に参加してもらっています。

先日のイオンスタイル松本様でのうちわ配布もその最たる活動の一つになります。サポーターの皆様の中でも様々な意見が出たと理解しております。
クラブを共に創る仲間として、そのような議論が起こること自体が感謝に値することです。
下條SDや霜田監督、そして選手達とも議論し、今回の活動の振り返りは必要ですが、「選手のコンディション」という言葉をどう理解するべきなのかで言えば、メンタルコンディションも含まれると私は考えます。
ここ数年トップチームの成績が低迷し、コロナ禍でサポーターの皆様の温度感や感情を感じにくくなっている昨今で、松本山雅の選手として戦うメンタリティや帰属意識は気になっているポイントでもありました。

うちわ配布の様子(菊井悠介選手)
うちわ配布の様子(喜山康平選手)

昨年のサブスローガンであった「原点回起」という観点からも議論を重ね、今年のアクションにも繋げています。2022シーズンの中で、「原点回起」というサブスローガンに対してどんなアクションが出来たのか?もっとできたことがあったのではないか?という反省の声も聞こえてきました。私の想う原点回起は「温故知新」であり、原点が何だったかを考えることで未来へのアクションに変換して欲しいことでした。

クラブ、選手、サポーターとの関係性の原点を考えたら、私は今回のうちわ配布については素晴らしいチャンレンジが出来たと振り返っています。配慮が足りないことがあったかもしれませんが、ゴール前で脚を振るようにチャレンジしなければ新しい未来は生まれません。

直近の試合で琉球に敗れ、松本に戻って直後の活動は互いにインパクトがあるものとなりましたが、実現してくれたスタッフを誇りに思います。村山選手ともその後に話しましたが、選手側も理解し共に活動してくれて、サポーターの皆様から受けた言葉を真摯に受け止め、松本山雅の選手としてポジティブなエネルギーを得た姿が間違いなくそこにはあったと思います。

話は変わりますが昨日、麻績村が株式会社松本山雅へ出資していただく調印式が行われました。塚原村長をはじめ多くの村民や子供たちも集まってくれた中で、心温まる一体感のある調印式を執り行うことが出来ました。琉球戦の敗戦後であり、またトップチームはJ3というクラブの状態でも、昨年の高森町に続き資本参加とホームタウン化の意志やお話を頂き、クラブを代表してその期待と明るい未来へのモチベーションをいただきました。

明日はホーム福島戦。山雅ファミリーの皆様とまずは目の前の「今」であるこの一戦に集中し、「未来」の山雅を皆様と共にしっかりと創っていきたいと思います。

改めまして、引き続きクラブへの益々のご支援をよろしくお願い申し上げます!


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