書く手を止めたらずっと動かなかったはなし

ずっとnoteが書けなかった。
ひどい悲しみや、高揚感、そういう緩急のある生活をしておらず、日々「ちょっと幸せ」なくらいだった。


・ちょっとした旅にでかけた
・楽しくお酒を飲んだこと、帰り道の雑談
・おいしいお寿司を食べた
・ジャストサイズのデニムを買えた
・好きなだけ家に引きこもっていた


なにか明確な盛り上がり、もり下がりがないと書いちゃいけないような感覚。


そういう時に下書きもたくさんしたけど、「ちょっと幸せ」な文章ってゆるやかで…

ゆるやかな文章=「ぬるい」のでは??

ちょっと幸せ=「つまらない」のでは??と思い込んでいた。


勝手に自分のハードルを上げて、自分だけが自分にかけているプレッシャーに怯えていた。

自分を高く見積もりすぎだったんだと思う。


気づきがある、ためになる文章じゃないといけない気がして、うまいことが言えていない下書きだけが増えていった。


という時にふと原点に立ち返ってみる。


私がnoteを始めたときのモットーは「ダサい自分を隠さない」だった。


そして、note公式が出している、noteの基本的な使い方の記事を初めてちゃんと読んでみたら、こんな言葉が書いてあった。

ページビューを増やすことよりも、お金を稼ぐことよりも、あるいはフォロワーを集めることよりも、何よりも大事なこと。それは、楽しんで、発表し続けることです。
名文や超大作を仕上げようとして手が止まってしまうくらいなら、駄文でも短文でも悪ふざけでも、とにかく気軽に投稿しましょう。
短い文章、下手な文章、ラクガキ...、そういったものを恐れて手をとめる必要はありません。まずは、創作したいこと・伝えたいことを世に送り出す。表現力もファンも、あとから十分ついてきます。
引用元:https://note.com/info/n/nea1b96233fbf

私は完全に、「短い文章」、そして「下手な文章」だと思われることを恐れて手を止めていた。


それに、毎日ブログを更新していたときは、短くても下手だと思っても、それをアップしていた。恥ずかしい思いをしながら開き直る気持ちも無理やり携えて、書き続けた。


そうしていたら、ツテもなにも実績もないなか、DMでお仕事の依頼を下さる方もいた。


何年も前にそういうことを経験したのに、書く手を止めたらまた恐怖がやってきた。






プライドで自分を塗り固めてしまう前に気づけてよかった。




今日から、毎日とはいかないけど…少しずつまた書き続けてみようと思います。

サポートをしていただいた分は、noteで今後やりたい企画に使わせていただきます