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スタジオでの練習時間をどう使う?

バンドで初めてスタジオ入った時、自分は心から感動しました。

「わ、バンドの音を自分たちが出してる!!!」
そんな驚きと感動は今でも忘れないですし、
長年続けてきてもスタジオに入るのはとても楽しい。
そう、バンド練習、楽しいです。

でも、スタジオを予約して入ったはいいものの、
「なんかみんな勝手なことしてるなー」とか、
「ギターのフレーズで弾けてないところばっかりやってる」とか、
なんだか足並みが揃わないことも多いのではないでしょうか。

これ放っておくとバンドメンバーのモチベーションに結構関係してきます。
解散のきっかけになったりしかねない、実は大事なことだったりします。

というわけで大事なスタジオ練習、どう使うか。

結論:どう使うか決めてから入ろう

はい、いきなり結論です。
そう、どう使うか決めてからスタジオに入りましょう。

「あの曲とこの曲のアレンジを詰めよう」
「ライブに向けて曲順決めと曲の終わり方を決めよう」
「目的とかいらんし、とりあえず色々通しでやろう」←これも結構重要

どういう目的でも良いです。
今日のスタジオが終わった時のアウトプットをみんなで合意しましょう。

これはビジネスの時の会議のやり方と基本同じです。
何かするならゴール(目的)を決めておく。
終了したらそれが達成されたかで測る。

会議もだらだら話したり脱線したり謎のそもそも論に移行したり、
ゴールが決まってないとコントロールできなくなりがちです。

逆にゴールが決まっていると
「あんま時間なくなってきたし、ゴールに向けて決まってないこと決めてこう」
などの軌道修正がしやすいです。

目的なきゃだめ?

目的はなくても良いです。

さっきの例にも「とりあえず合わせよう」も入れておきました。

バンドの場合一定のペースで合わせていないと息が合わなくなったりします。
その観点では「合わせること」自体に結構な意味があります。
(会議の場合も顔を合わせることに意味がある派の人は多いです)

なので「今日は合わせること自体が目的」という日は、
そういう風に気持ちを合わせておくと良いと思います。

ただし「会議のための会議」というやつと同じなのですが、
合わせることだけが目的の練習は混沌とした状態になりやすいです。
なのであんまり多用しないことをおすすめします。

実際何やったら良いの?

目的を決めてから入ったほうが良いのはわかったけど、
じゃあ何やるのがおすすめなのよ?という疑問もあるかと思います。

自分のおすすめは「集まってやる意味のあること」です。

オリジナル曲の場合

・アレンジ(各自が考えてきたフレーズが合うか試す)
・バンドアレンジ(Aメロ、サビなどの組み合わせやキメの検討)
・コーラスアレンジ/練習
・音量バランスの検討
・音作りの検討(ギターの音色の棲み分けとか)

コピー曲の場合

・バンドアレンジ(フェードアウト曲の終わり方検討とか)
・音量バランスの検討
・音作りの検討(ギターの音色の棲み分けとか)

全体

・ライブの曲順の決定
・MCを含めたリハーサル的な練習
・アクション(身振りとか手拍子)とかのアイデア出し
・音の地ならし(ただただ合わせて息が合うようにする)

反対にやったらあかんのは個人でできることです。

・弾けない箇所の練習
・イチからの音作り(特にギター)
・イチからのフレーズ作り
・基礎練習(ほんとにやるやついる)
・遅刻(論外)
などなど

こういうことはうちで個人練でやってきましょう。

なお、音作りやフレーズ作りはバンド練習の中でもやる必要があります。
バンドで合わせないとどういう感じなるのかわからないのです。
ただ、イチから作るのに全員を巻き込むのはおすすめしません。
その場ですぐにアイデアが出て来なそうであれば、
持ち帰るのが良心的だと思います。

とはいえ

初心者の間はバンドで合わせてみないとわからないことがほんと多いです。

なのでそういう時は「それぞれ個人練しちゃう部分もあるけどそれでいいよね!」
と合意しておくのが良いですね。

みんなで集まって音を出すのは楽しいです。
だからこそ身のある練習していいライブにつなげましょう!

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