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テクノロジーでコーチングの新しい体験を作る

こんにちは。mento CTOの松山です。

mentoでは2月が期の始まりとなるのですが、社内向けに開発組織が今期取り組んでいくことを整理して共有したので、このタイミングでどんなことをしようとしているのか発信すべく、noteにしてみました。

今回は今注力事業としている、法人向けビジネスコーチングmento for Businessの話です。


mento for Businessのプロダクトの現在地

現在mento for Businessでは事前のアンケートや個人情報から、最適なコーチをレコメンド、セッション後の振り返りや定期的なサーベイ含めた企業へのコーチング導入をプロダクトとして提供しています。

mento for businessのユーザーの行動とシステムの外観

更に最近は、効果が測りづらいコーチングの効果を計測・可視化する部分に注力しており、360°サーベイ含む様々なサーベイの実施やそのレポーティング、さらに定量評価だけでなくインタビューを用いた定性評価もスケーラブルにレポーティングできる仕組みづくりの開発に取り組んでいました。

結果として、コーチングを導入してくださった法人の担当者の方により解像度の高い、個別の効果報告ができるようになり、サービスに対してやコーチングに対してより満足いただけるようになりました。

個々人で起きた変化や成果についてレポーティング

とはいえ、ここまではあくまでもコーチングという既存の営みに対して、アクセシビリティを高める、またその効果をわかりやすくする、可視化することによりより自覚的になってもらい価値を高める、というアプローチをとっており「実際に提供しているコーチングそのもの自体はそれほどアップデートされていない」という現実があります

これを、ここから大きく動かしていきます

mentoという体験を提供するプラットフォームへ

今までのピュアなコーチングの場を提供するmentoから、mento独自のコーチング体験を提供するプラットフォームへの転換を起こしたいと思っています

プロダクト進化の三段階目に突入

第一弾として、3月にはプロダクトとして新しいコーチング体験が味わえる機能がリリース予定で、それを皮切りにmento上にさらなる付加価値が付与されていく予定です。

コーチングの価値を一番信じている我々だからこそ、いちばん大事なコーチングセッションの部分は大事にしながらも、プロダクトの力でよりそのパワフルな効果が最大化される、維持される体験を提供できると考えていて、今後はコーチングセッションを含んだ、"mento"というユーザー支援の体験を提供していきます。

よりエンジニアリング力が求められる開発

今まではなるべく外部サービスを利用しながら(例えば実際のコーチングはzoomで、等)、ビジネス上のアウトカムの実現をしてきた方針だったのですが、今後mentoが起こしたいユーザーの行動変容や与えたい体験を考えたときに、どうしてもある程度自分たちで作り込んでいく部分が出てくると考えており、開発組織としてはその意思決定のバランスだったり、実際にどうやって作っていくかが腕の見せどころだと思っています

ビデオ通話の仕組みや、テキストメッセージ含む双方向コミュニケーションの基盤、mento独自の体験設計のための込み入ったUXの実現など、フロントエンドやバックエンド、インフラ・ミドルまで含んで、今までのmentoとは異なるレイヤでよりエンジニアリング力が求められる開発がどんどん生まれていく予定で、いちエンジニアとして非常にワクワクしています。

現在のざっくりとして技術構成。おそらく登場人物が今後2倍くらいになる

また、新規開発が加速する際にどうしても目をそらせないのが技術的な負債です。mentoは比較的負債解消に対して精力的に活動してきているのでクリティカルなものは現時点では少ないのですが、フロントエンドのアーキテクチャ刷新や、ローンチ後から全く変わっていないインフラ構成の改善等、今後のシステム・組織の両面の拡大を見越した今だからこそ、アップデートの必要性を感じており、そういう観点でもより開発組織に求められるケーパビリティが増加する1年だと思っています。

今後不可欠となるLLM活用とその余地

さらに、LLMの活用もこの体験のアップデートには不可欠です。事実、3月リリース予定の機能でもバックエンドにLLMが利用されており、今後の機能開発に関しても切っては切り離せないものだと感じています。

現在はデータサイエンティストの社員と、第一線で活躍されている優秀な副業のメンバーで構成されるデータチームが存在し、プロダクト開発チームと協業することによってデータ活用・AI活用された機能開発を進めています

また、現在のLLM活用もまだまだ発展途上で、今後自然言語処理のさらなるアップデート、また音声信号処理を用いて音声データ、動画データの活用、さらにそれらのマルチモーダル処理と、余地が無限にあると感じています。

コーチングというビジネスのポテンシャルをテクノロジーで開放したい

普段、投資家の方や他のスタートアップの方と話していても、まだまだこの領域は市場から評価されづらい領域だなと感じています。

どうしても労働集約的なイメージが強く、スケーラビリティやコスト構造の制約が強いと判断されがちで、事実それはこのビジネスの特性だと思います。が、それは一定テクノロジーやプロダクトで解ける課題だと思っており、だからこそ、そこを突破した先に大きなポテンシャルを秘めていると思っております。

事実、USではBetterUpを始めとしてデジタルコーチングのスタートアップがマーケットから大きな評価を得ており、我々もプロダクト開発やLLM活用含むテクノロジーをコーチングに注入し、コーチングビジネスのポテンシャルを開放させるチャレンジをしていきます。

むしろ、そうすることでしか、我々が掲げている「コーチングとテクノロジーの力によって日本の主観的ウェルビーイングを世界No.1に」というミッションが達成できないとさえ、思っています。

We are Hiring!

これから、会社としてももちろん、プロダクトだとしても開発として大きなチャレンジを仕掛けていきます。

それに伴い、これからの様々な新機能や、それを安定してデリバリー開発組織づくりを一緒にやってくれるエンジニアの仲間を探しています。

正直まだエンジニアが僕含めて社員で3名しかいないので、ほぼすべてのことをおまかせすることになると思います。これからのmentoの開発、絶対面白いので少しでも興味がありましたらぜひカジュアルにお話しましょう。ここで書けてない話も無限にあります。

カジュアル面談はこちら
https://app.spirinc.com/t/Glf05VPRJl-L9CNWwgTMN/as/DCrlb9m-tSWUydqn64q8W/confirm

今年はmentoの開発のことをちゃんと発信していくつもりなので、これを皮きりに色々とアウトプットしていけたらいいなと思っています。

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