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『みんなのアンラーニング論』とワーケーション

長岡先生@法政大学から『みんなのアンラーニング論』をご恵投いただきました。

長岡先生とは折に触れてお話しさせていただいたり、またゼミ活動なども興味深い活動をされているのを見ていたりしています。本書はそれらがなるほどこうなるのかという想いで読ませていただきました。

アンラーニングは「学習棄却」と捉えることができますが、それを「新たに役立つものに入れ替える」とすると、「学習の手段化」に回収されかねません。そこで学習のプロセス自身を大事にしながら生きる、働くことの大事さを説いています。

そのためにいきなり組織を飛び出してというわけではなく、かといって組織の中で我慢し続けるわけではないアプローチが必要になります。そのためのポイントとして

  • 越境やワークショップ

  • 公(Public)と私(Private)の間にある「共(Common)」のマインドセットを意識する

  • 同質性ではない「個人の主体性」と自己責任ではない「協調関係」によるコラボレーション

などが挙げられます。
自分の関心と結びつけるとこれらはまさにワーケーション2.0でできる・求められることだと思いました。多分、ワーケーションは「アンラーニング」の機会としてデザインされているかは重要なのではないかなぁと思います。

そして、本書でも書いているように、極端な活動でもなく、「手段化」されることでもなく現実的なアプローチとしてプロセスを味わうワーケーションが2022年も展開されていくことを祈念します。

ワーケーション企画、分析の視点としてアンラーニング。非常に刺激的なきっかけを与えてくれて感謝です!

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