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新商品を考えるという事。

私は、普段は調味料メーカーで新商品を考えるチームにいます。

色んなマーケティング理論や数値的な仮説から考えることも、すごく大事だとは思ってはいるんですが、

どんな偉大な本や高尚なマーケッターのことを勉強しても、

1を100にする方法を教えてくれるものは、たくさんありますが、
0を1にする方法とその答えを明確に教えてくれる人や本に出会ったことがありません(私のただの勉強不足かもですが)。

みなさん、成功、失敗をした結果、経験から、紐づいているように感じます。

私なりの考えですが、0を1にするには、
高尚なアイデアや企画の大切さはもちろんですが、何よりも、その人の熱量や行動力が大事で、そこは理論を超える文字に表せない何かがあるからこそ、誰にでも通用する0を1にするフォーマットは無いのかなと思ってます。

ちょっとでも、『あっいいな!』『これはイケるかも!』と苦悩して考え抜いたアイデアは斬新かもしれないけれど、すでに世の中の誰かも同じアイデアを持っているかもしれません。

でも、それを次のステップとして、『実際に試す行動』に移せる方は、グンと減ります。それは、怖くとも、成功か失敗かの結果が待っていてるからで。

そこに踏み出せる方は、失敗を恐れずに進めるから、成功するまで、突き進んで良い結果を残せるのかなと思います。

私は、そんな勇敢な人間ではないですし、どちらかというと臆病者ですが、

『誰かが喜んでくれるかも!』という期待に対してはすぐに行動できる変な癖があります笑

調味料の新商品を考えることは、身近な生活の誰かのお助け役になる点で、ピッタリなのかなぁとたまに思います。

一方で、お助け役の調味料の裏では、助かった時間に対して費やせる何かが皆さまにはあるはずで、

そこには、とっても幸せな時間(趣味や大切な人との時間)があるんじゃないかなーと思っています。

そんな幸せな時間の方でも、使ってもらえるようなワクワクな新商品を考えたいと、いつしか強く思うようになりました。

そして、このたび、色んな経緯がありましたが、

なんと、私のワガママで、私の大好きなキャンプで、『明日のキャンプを楽しみに!』をコンセプトにした試作品が、出来上がりました。

仕事しないで(爆)、キャンプに行っては、自分なりにキャンプ飯を試作したり、みなさんのキャンプシーンをインスタグラムで毎日見ては、考え、悩みぬいた一つのアイデアです。

アウトドアな空間で食べる最高な瞬間、美味しくも楽しい時間を少しでも演出できればと思っています。

それは、もしかしたら、世の中になくてもよいものかもしれません。

でも、それがあれば、誰かの明日への楽しみを、ちょっぴりでも増やせるかも!と、勝手に考えています。

少なくとも、これをきっかけに、素敵な仲間と出会い、素敵な輪が想像以上に広がり、私にとっては、なくてはならないものに仕上がりました。

今週末のキャンプ場のイベントで、こんな私のために集まっていただける、キャンパーの皆さまに、1番初めに味をみてもらいたいと思って、いま、仲間とイベントの最終準備をしています。

怖いけれど、一歩踏み出してみたいと思います。


どうか晴れますように。

@matsukuracamp まつくら


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