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【MTG】マナベースの作り方、考え方+サポートシートつき

スタンダードの5Cデッキをつくろうとして、マナベースを手計算で作ろうとしていたわけですが
ああああああめんどくせえええええ
となったのでExcelっぽいツールで計算式うちこんで考えてました。
まあ計算内容自体はただの足し算なんで、3色ぐらいなら暗算でごちゃっとできるレベル。計算強い人なら5色でもできる人はできるんじゃないだろうか。俺には無理。計算だけでも面倒なのに基本地形のカウントやアンタップ数なんかも絡んでくるとなあ・・・。

ここまでガッツリとした多色マナベースを考慮することはそうそうないけど、保存しておけばどっかで作業簡略化できそうなのでネットにおいとこうということで記事作成。
まあ一応他人も見るので、どういう思考で作ったのかも記入。

構築以外にも、リミテッドのマナベース作成にも概念自体は役立つ。
まーある程度やってる人はわかってるし、意識しなくとも自然とやってる計算だろうけど。



まず、計算のやり方から。
話を一般化するの面倒なので、今回作ってた5Cデッキを例示として。
まあスタンダードやってる諸兄には何つくろうとしてるかはバレバレですな(2種類あるけど、作ってるマナベース見たらさらに一目瞭然でしょう)

※略語の説明
W:白マナ U:青マナ B:黒マナ R:赤マナ G:緑マナ
T:3色地形の枚数 D:2色地形の枚数 S:単色地形の枚数

1.必要なマナの数を想定する
全体の土地の枚数のうち、何種類がそのマナをでるかをまず想定します。

今回必要だと判断したのは
W12 U11 B12 R12 G16
になりました。
んでこれを全部足しときます。 12+11+12+12+16=63
※土地サーチは今回は要素に含めてないです

どのデッキでどれぐらいの枚数必要かの判断は各自考えてください。信じられる確率がどれぐらいかって好みの問題もあるし。俺は世間一般よりちょっと大目を要求してるみたい。
(一応、個人的には60枚デッキだと、16:初手に1枚 18:3Tまでにダブルシンボル 14:3Tまでにシングルシンボル の思想で作ってます)

2.固定できる土地の枚数を考える。デッキ内総数+α
MTGの土地からでる色マナの種類は、ざっくりわけて5色、3色、2色、1色なのでそれで計算。
今回、5色地形は使わないので考慮には外します。

土地に使える枚数:今回は26枚

3色地形の枚数をT、2色地形をD、1色地形をS、とすると

T+D+S=26

ここで、それぞれが出せる色マナの種類数を係数として

3T+2D+S=63 (1.でだした色マナ種類数の総数)

このままだと計算できないので、残り2つになるまで固定できるものを考えます。
今回は、基本地形が1枚ずつをベースに考えるつもりだったので、S=5としました。

3.計算
これでTとDが出せるので、計算
T+D+5=26 3T+2D+5=63

T=16、D=5

というわけで、3色地形が16枚、2色地形が5枚あれば要求しているマナベースが作れることがわかって、後はそれにそって考えるだけ
・・・なんだけど5色ともなると考えるのが面倒だったのでシート作成

はい。具体的な最終結果はシートみてください。
実を言うと初期案は青マナがもう一つおおかったけど、これで土地計算しつつ微調整の結果こうなりました。その計算しなおしも楽になるので、まあやっぱ作った方がよかったな。

一応注意点
・スタンダード基準なので、基本土地タイプのカウントは3色土地からのみにしてます。他から出るときは計算式いじってください。
・3色土地、2色土地、1色土地の枚数は直接入力。必要な入力すれば自動で算出するような式もたてられるんでしょうけど、excelそんなにくわしくないです私


※おまけ1 リミテッドへの応用
リミテッドの場合、多色地形の枚数が固定されているので、
1.必要なマナの数の総数 2.固定できる土地の枚数
の順番が逆になります。

プールにある多色地形の枚数から、出せるマナの総数を逆算してください。
例えば、2色地形を3枚取れていた場合、入れる土地を17枚として

D=3 S=14
2D+S=20

なので、メインカラーが8枚ずつ、タッチカラーが4枚(8+8+4=20)にすることができます

ドラフト中はこれを意識すればあと何枚土地がいるかわかりやすいし、シールドならはなから使える土地枚数がわかるので何色までできるか想定しやすくなります。

ドラフトの場合、もっと単純化して必要なマナの総数が2色地形の場合は+1、3色地形なら+2、と想定すると楽に考えられます。

※おまけその2 この考え方の落とし穴
この計算は、あくまでも草案をつくるための雑な計算なので落とし穴は結構あります
・枚数やプールの制限
たとえば、同じ3色地形を8枚入れないと要求を満たせない式になることもでますけど、それは目標が無茶なだけなので考え直しましょう。
ちなみに今回も、対抗色ありの3色ランド前提の枚数になっちゃったので少し目標を下げました。

・色の組み合わせの問題
たとえば、R2G2W4 のマナベースを土地4枚で作るとして

RWG土地が2枚、平地が2枚
RW土地が2枚、GW土地が2枚

のどちらでも作れるわけですけど
RGが同時に出しやすいのは明確に下側です

こういう色の組み合わせの問題はこの計算じゃフォローできないので、実際にマナベース作った後にいじって考え直してます。
これもガチで計算式組めばもしかしたらフォローできるのかもしれないけど、俺には無理だしそこまで精査するやる気ない。たぶん組んでも追加の落とし穴でるし。



以上。そんなの知ってるよって内容でしょうけど、意外と言語化や計算に落とし込んでない人もいたりするので参考になってたら幸い。

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