制服の歴史
こんにちは、松井被服です。「制服」と聞くと、自分個人の思い出となりますが、中学生の頃はブレザーに憧れ、高校生になると先輩の着こなしに憧れ‥と色々と思いを巡らせてしまう今日この頃です。さて気を取り直して、皆さんは全国の学生服の約8割は岡山産だということをご存知でしょうか?その歴史は、なんと100年を誇ります。
岡山県、特に瀬戸内海に近いこの地域で繊維産業が始まったのは江戸時代のことでした。塩気に強い綿花が広く栽培され、かつては足袋の産地として知られていました。その後大正時代には足袋の生産で日本一になりましたが、昭和に入り服装の洋装化とともに、足袋の需要が激減し、そのまま縫製の技術はアパレル製品、そして学生服に活用されるようになりました。
ただ、一概に「制服」と言っても、学生服だけを指すわけではありません。そもそも制服とは何でしょうか?
とあるように、一定の集団や組織の所属者が着用することを目的に規定された服を制服と呼ぶそうです。実は、松井被服にも制服があります。
こちらの黒いパーカーは胸のあたりに松井被服のロゴ、そして背中には松井被服で縫製をしているRipo trenta anniのブランドロゴが入っています。生地によっては汚れるものもありますし、糸くずなんて気にしていたらキリがない!なんてときには、やはり制服があるととても楽ですよね。夏にはオリジナルTシャツも作ったりしました。
写真以外にもカラーが選べたので複数枚注文する人もいて、大変好評でした。松井被服の「松」と「デニム」があしらわれたロゴ、かわいいですよね。
さて、近年は県内にデニムの制服が登場するなど、ユニークで岡山ならではのアイデアもとても話題になりましたね。制服を着るということは、自分は組織に属しているんだという意識を強くさせてくれますし、日々の生活の中で自覚を持って行動ができるように導いてくれているような気がします。同じ毎日がないからこそ、少しでも快適で、過ごしやすいお洋服をこれからも作っていけたらと改めて感じました。