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アメリカの暴動の背景と、今後の予想について(パート2)

さて、今日は数日前のアメリカ暴動の解説記事の続きです。

アメリカの暴動は一向に収まる気配がありません。ついに州兵が動員される状況に至っています。その上トランプ大統領は米軍の投入さえも示唆しています。

それでもなお、激しい抗議行動や暴動が続いています。警察もなりふり構わず参加者をぶちのめしたり、銃で撃ったりしています。「撃つ」と言っても今のところゴム弾ですが、それでも銃器から発射されてものですから、当たれば相当な痛みを伴います。失明したジャーナリストさえ出ています。また、丸腰で何もしていないのに催涙ガスを吹き付けられる人も多く、子供でさえ被害に遭っています。その上大統領が軍隊の出動を示唆としたとあって、人々の怒りはさらに掻き立てられています。(今日のビデオもかなり視聴に耐えないので、暴力沙汰が苦手な人は見ないようにしてください)

もしも本当に軍隊が投入されたら、仮に一時的に暴動を止められたとしても、それは1、2年のうちに何倍も酷い形でぶり返すでしょう。今のままでもアメリカは長い混乱期に突入しそうですが、仮に本当に軍隊が投入されれば、それがさらに長引き、より暴力的な方向に振れるのはほぼ間違いありません。

ちなみにこの抗議行動、別に黒人ばかりが参加しているわけはなく、あらゆる人種があらゆる形で参加しています。平和的にプラカードを掲げて歩くだけの者もいれば、破壊や略奪を目的に参加している者もいます。

では、いったい何が人々をコロナ危機の最中にデモへと掻き立てているのでしょうか? 今日はその辺りも考えてみました。

※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。

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