見出し画像

自分で決めるということ

過去数週間、この世の終わりでも来たのかと思うような風景の中で過ごしてきました。カリフォルニアの森林火災は結局東京都6つ分を焼き尽くし、今度はオレゴンに広がっています。そしてそこから出る煙が谷あい、つまりシリコンバレーに流れ込んできて、一帯を覆っていました。日本でもけっこう話題になったようなので、写真を見た人も多いのではないかと思います。うちのあたりも、ほぼSFの世界でした。

画像1

またこの直前には2度熱波がやってきて連日気温が40度を超えていました。ロサンジェルスでは49度を記録した日もあったようです。どこ家でもクーラーをフル回転のため電力不足に陥り、各地で計画停電が実施されました。本当にここ1ヶ月以上に渡って、終末ものの映画の中のような世界だったのです。

コロナウイルスの感染も止まるところを知らず、アメリカの累計感染者が650万人、死者19,5000人に達しています。これまでにほぼ50人に1人が感染した計算です。ここまでくるともはやなす術もなく、笑ってしまうしかありません。

カリフォルニアを脱出すべきなのか? それともアメリカをそのものを出るのが正しいのか? 森林火災が近所の町まで迫りくる中、脱出用の準備を進めながらいろいろなことを考えさせられました。そして、「戦時中を生きた人々も、このような感覚で日々を過ごしたのかな?」と75年前の日々に思いを馳せたりしました。

というわけで今日は、ここ1ヶ月間ほどの間に考えさせられた、「自分で決めるということ」について書いてみることにしました。

ここから先は

1,819字

¥ 300

もしこの記事を気に入っていただけましたら、サポートしていただけると嬉しいです!