習えることは、やがて価値がなくなります
僕らは何か新しいことを学ぶことで、自分の価値を上げることができると思いがちです。例えばプログラミングを覚えたら、英語を覚えたら、会計業務を覚えたら自分の価値が上がるから、給料も上昇するはずだ、というような具合です。そしてそれは、かなり長い間真実でした。だからこそ僕らはわざわざ受験勉強なんかをして。高校や大学に進学し、様々なことを学んできたのです。
しかし、ネットやAIの発達によって、状況は一変しつつあります。
いくつか例をあげましょう。
僕がまだ子供だった頃、そろばんで素早く計算できることには大きな価値がありました。僕自身、珠算塾に通っていたことがあります。ところが僕が中学生になる頃に卓上計算機が普及して、そろばんで計算できることの価値は一気に下がりました。そしてやがてコンピュータが普及し、職場で表計算ソフトが使われるようになると、そろばんで素早く計算できることの価値はほぼ完全に消滅しました。
あるいは、かつては抜け道を知っていることには、大きな価値があったものです。タクシーやトラックの運転手さんはもちろんのこと、普通の男性にとっても実に価値の高いことだったのです。デートの時に抜け道を知っているということはポイントが高く、女の子ウケがよかったのです。しかしそんなに価値が高かったスキルも、カーナビが発明されたことでほぼ完全に無価値になりました。
そう、ネットやAIが発達すると、それにつれてスキルの価値が暴落するのです。今日のこの記事では、そんなスキル暴落時代に僕らは一体どうやって生きていけばいいのかを解説します。
※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月25本くらい読めるので1本40円です。
ここから先は
1,238字
¥ 100
もしこの記事を気に入っていただけましたら、サポートしていただけると嬉しいです!