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環境破壊はなぜ止まらないのか?

多くの現代人は、なるべく環境にやさしく、健康に良い生活を送りたいと願っています。添加物や農薬などは極力避けますし、運動も心がけますし、なるべくゴミを増やさないように気をつけています。

でも、だからと言って便利な現代生活を手放して50年前の生活水準に戻したいと思ってるわけではありません。なんとなく、自然にやさしい、健康に気を使っている自分が好きなだけなのです。つまり、頭の中にふわふわと出来上がったイメージに沿って生きているのです。

かくいう僕だって例外ではありません。プラスチックの廃棄物を減らしたいと願っていますし、実際にプラスチックの包装はなるべく断っていますが、だからと言って現代の便利さを手放す気などさらさらありません。たまにキャンプに行って自然に触れて、3日くらいで帰ってきて、すっかり文明から離れた気になっていますが、帰ってくるなりやることといえば、インスタグラムにキャンプの写真を上げることです。

僕らがこうしてふわふわと生きている間に、地球温暖化はどんどん進み、災害の規模は毎年スケールアップしています。整ったインフラのお陰で死者こそは少ないですが、もしも先日の台風19号なみの台風が100年前に首都圏を襲っていたら、被害者の数は少なくとも二桁は多かったでしょう。

でもだからと言って、僕ら現代人は化石燃料の消費を減らすこともしなければ、電気を節約するわけでもありません。一体どうしてこのようなミスマッチが起きるのか、今日はそのことについて考えてみました。

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