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あなたは「本当にやりたいこと」をわかっていますか?
僕らは職場が嫌になったりすると、「これは僕の本当にやりたいことじゃなかった!」なんてすぐに言い始めます。僕もかつて、全く同じセリフを何度か吐いたことがあります。後から考えるとただ単にその時の上司が嫌だっただけなのですが、もう何がなんでも辞めたかったので、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」で、自分で選んだ職業にまで難癖をつけていました。
当時僕はプログラマだったんですけど、「俺は人生の大半をディスプレイに向かってコードを書くことで終わらせたくない!」とかなんとか意味不明なことを叫んだ記憶があります。でも、それから30年たった今も、こうしてディスプレイに向かって原稿を書いたり、はたまたデバッグしていたりします。しかもそれが楽しくてしょうがなかったりして、時間を忘れて没頭していたりします。
でも当時の職場が嫌になっていた僕は、プログラマをやめて接骨の資格を取ろうと思っていたのですね。これからは高齢者も増えるし、人の役にも立てるし、こんないい職業はないと思ったものです。両親にこれを伝えると、父は「お前は何のためにアメリカの大学を出たんだ!」と怒鳴り出し、かなり険悪になりました。
でも、いざ職場を辞めてしまうと、見つかる派遣の仕事はプログラマしかありませんでした。それしかスキルがないのですから当たり前です。でも、嫌いな上司がいない環境でやるプログラミングは結構楽しくて、「実はオレ、結構コード書くのが好きなんだな」なんて改めて認識しました。今考えてみると、若気の至りすぎてなかなか笑えます。
自分はいったい何に向いていて、何をやりたいのか? それがわからずに困っている人、たくさんいると思うのですね。そんなわけで今日は、なぜ僕らは自分の本当にやりたいことが自分でわからないのか、その原因と対策を考えてみたいと思います。
※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。
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