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日本はなぜ快適なのに「生きにくい」国なのか?

昨日Twitterを見ていたらこんなツイートが流れてきました。

僕はこの主張、正直言ってほとんど同意できないのですね。それは主に3つの点からです。

一つ目は、日本がそれほど快適で素晴らしい国ならば、みんながもっとハッピーに生きていてもいいはずだと思うからです。しかし現実はどうかというと、日本の自殺率は世界ラインキング8位、先進国では韓国、ロシアに続いて第3位で、どうもそれほど住みやすそうではありません。

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世界辞典、自殺率ランキング」より。

二つ目は、日本はそれほど便利でも快適でもないという点です。例えば医学部の入試不正を見れば分かる通り、男女が平等に扱われる国でもありません。また、いまだに現金社会ですし、銀行や役所などのサイトなども笑ってしまうほどわかりにくく、諸々の手続きも驚くほど煩雑です。会社の些細な手続きを進めるのに半月くらい浪費してしまうことなどよくある話ですが、何年経ってもそれが改まる気配すらありません。消費税は年々上がり続け、ついに10%です。そして今回のコロナの後手後手の対応。無論素晴らしい点もたくさんありますが、「日本が一番!」なんて断言できるほどなのかは相当疑問の余地があります。

そして3つ目は、旅行と居住で見える世界は全く別物だという点です。僕も世界20数カ国ほどを旅行したことがありますが、旅行から見える世界と、実際に住んでみて見える世界は全く別物です。ちなみに僕は3カ国に住んでみましたが、どの国も一長一短で一概に「〇〇国が一番!」なんて言えないものです。

では日本はどうすれば名実ともに住みやすく、そして生きやすい国になれるのか。今日はそんなことを考えてみました。

※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。

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