みっともなくもがくからこそ、人生は味が出る
10代の頃はもっとキラキラした青春の日々がどこかにあるはずだと思い、
20代には、やがていつかはみんなに一目置かれる存在になると信じ、
30代には、バタバタと結婚していく友達たちに焦りを感じ、
40代には、きっとまだどんでん返しがあるはずだと信じ、
50代になってようやく、「まあ俺の人生はまぁこんなものか」と現実を受け入れ始める...
これ、多くの人が体験するごくありふれた心情風景なのではないでしょうか?
もしかしたら、もう少しキラキラした人生がありえたのではないか...
僕もよくそんなふうに思ったりします。
でも、断言しましょう。そんなきらめいた人生はどこにもありません。僕らはみんな、もっと良い人生がありえたはずだと思いながら、少しずつ歳をとっていきます。もしかすると、世界のどこかにはそうでない人も存在するのかもしれませんが、僕らには縁のないごく少数の例外です。ちょっと残念ですよね。
でも、僕ら凡人の、割としょうもない凡庸な人生でも、それはそれで素晴らしいものとなり得ます。なので、これまで今ひとつ冴えない毎日を送っている人は、ぜひ続きを読んでみてください。
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