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特定の人種ばかりが世界で躍進したのは何故なのか?

過去数百年の間、白人たちが世界を牛耳ってきました。そして、次に元気だったのは日本人を含む北東アジア人です。明治維新以降の日本の躍進は凄まじいものがありましたし、現在の韓国や台湾や中国も飛ぶ鳥を落とす勢いです。しかし、その他の地域や人種がそこまで躍進することはありませんでした。

なぜ特定の人種が他よりも早く経済発展したのかについては諸説があります。例えば、10年ほど前に出版された「銃・病原菌・鉄」という書籍では、これを偶然の重なり合いという形で説明しています。とても分厚い書籍ですが、説得力が極めて高く、一読に値する貴重な1冊です。


この本は、白人が早い時期に文明を発展させることに成功した理由として、たまたま偶然ユーラシア大陸に住んだことをあげています。ユーラシア大陸には栽培できる食物が多く、家畜にするのに適した動物がたくさんおり、また、横長の大陸だったので拡張しやすかったなどいった理由を挙げています。お陰で農業化が早く始まり、人口が急速に増えました。人口密度が上がったことは、疫病の蔓延をもたらしましたが、しかし、かえってそれがヨーロッパ人の免疫を強化し、南米やアメリカを侵略した際には、有利に作用したというわけです。

なお、「白人はそもそも遺伝的に優れていた」などというのはタブー中のタブーで、そんな説を唱える学者がいたら、おそらく学者生命を絶たれるでしょう。そのため、正面切って白人の遺伝子の優越を語る学者は現在のところいないようです。

しかし、本当のところはどうなのでしょうか? 本当に人種間における遺伝子レベルでの優越はないのでしょうか? この記事では、白人が世界を牛耳ることができた本当の理由はなんだったのか、考えてみたいと思います。

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