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僕らが絶望に負けないためにできること

今回のコロナ禍は、僕らに色々なことを考えるきっかけを与えてくれたという意味では、非常に良い体験だったのではないかと思います。かなりえげつない経済的な損失を被っている方々も(僕自身も含めて)沢山いるとは思うのですが、こうして追い込まれたからこそ、新たにビジネスのやり方を考え直す機会に恵まれたとも言えます。今回の危機がなかったら、ここまで真剣にビジネスの在り方を見直すことはずっとなかったでしょう。

また興味深いのは、4月の自殺率が例年よりも20%も低かったことです。多くの人がコロナの経済的な損失による自殺率の上昇を予想していましたから、驚いた人も少なくないのではないでしょうか? 

ただ、僕自身はこの自殺率の低下を予想していました。なぜかというと、太平洋戦争中の自殺率ってすごく低いかったからです。今回のコロナもそうですが、人間って具体的な危機が目の前に迫りくると、防衛本能が稼働して自殺どころではなくなるようです。ちなみに太平洋戦争が終わった後は自殺が激増していますので、おそらくコロナが収束したところで、絶望して自殺する人が激増するような気がしています。

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「厚生省ホームページ:自殺死亡の年次推移」より

ちなみに景気が悪かった平成10年から15年も実にえげつない数字です。現代日本は福祉制度などもそれなりに充実していますから餓死する可能性なんてほとんどないのですが、自分だけが落ちぶれていく絶望感というのは、精神的な負担が非常に大きいものです。

そこで今日のこの記事では、こうした精神的な危機をどう乗り切ればいいいのかを考えてみたいと思います。

※この文章は単品で300円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。

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