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瞑想のススメ

2週間くらい前から、瞑想を始めました。

 以前も瞑想をやってみたことがあったのですが、トライするたびに眠ってしまうので長続きしませんでした。

でも、なんかよくわからないのですが、今回は続いているどころか、やらないと気持ちが悪いという信じられない状態に至っているので、今日は瞑想を始めて以来感じている具体的な効果を綴ってみました。

初めて瞑想を始めたときに実感したこと

僕が初めて瞑想にトライのは、15年ほど前のことです。

そのときに実感できたこと、それは「脳は思考垂れ流しマシンだ」ということです。

脳って完全にどうでもいいことを常に考えている、思考垂れ流しマシンです。僕の実感としては、3秒に1回はどうでもいいことを考えています。同じことがグルグルしている時もあれば、次から次へと新たな思考が湧いてくることもあります。それらの思考に引きずられ、感情の起伏が起きることもあります。大袈裟だと思う方は、3分間何も考えないで過ごすことにチャレンジしてみてください。15秒もできればいい方です。僕は5秒くらいが限界でした。

脳内の交通量の多さはなぜ実感できないのか?

でも、日常を普通に暮らしていると、脳内に思考が駆け巡っていることを実感することがありません。これはどうしてなのでしょうか?

分かりやすいイメージとしては、ものすごい交通量の多い幹線道路沿いに住んでいるようなものです。目の前の道を毎日朝から晩まで、次から次へと、違う車が走ってきます。スポーツカーもあれば軽トラもあり、バンやワゴンも走っていますよね。

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そんな幹線道路沿いの家で生まれ育ったら、それがデフォルト状態ですから、車が多いことを実感する機会がありません。しかもこれが自分の頭の中で起きているのですから、自分の思考の洪水に気がつくのって、基本的に不可能なのです。

でも、瞑想をすると、次から次へと思考が湧いてくることが実感できるのです。これはほんとに、なかなかの驚きでした。

ただ、このときには「うわー。頭の中ってうるさいんだなあ」で止まってしまったのです。わざわざ毎日時間を使ってこれを実感することの意味がよくわからず、興味を失ってしまいました。

今回は何が違うのか?

歩行者天国沿いの喫茶店で道を眺めていると、変わった服装をしている人に目が吸い寄せられて、目で追いかけてしまうことがあります。

あるいは、道路沿いで行き交う車を眺めていると、珍しい車やうるさいオートバイに目を奪われて、見入ってしまうことってあります。

通行人や行き交う車ならやがて視界から消えてくれますが、頭の中を行き交う思考の一つに囚われてしまうと、そこから自分を剥がせなくなりがちです。

同じ歌がグルグルしたり、考えても解決しないと分かりきっていることを何度も考えたり、失敗を思い出して何度も再現したり...。誰もが毎日体験していることですが、止めようがなくて困るものです。

瞑想って、こうした思考を止めて無心になる訓練じゃありません。思考を止めようとしたり、感情の浮き沈みを鎮めることですらありません。そうではなくて、思考や感情の起伏が起きても、「今思考した」「今感情が起伏した」と認識するに留め、思考や感情に乗らずに、手放してただ眺める練習をすることなのです。そうすると、どうでもいい感情や思考に振り回されなくなるので、結果として心が落ち着く、と言うことのようです。(少なくとも僕が読んだ本や見たYouTubeビデオではそう解説していたので、多分そうなのでしょうw。このビデオが分かりやすかったです。)

ま、スマホを遠ざけておくようなもの?

で、これを毎朝やってみたら、どうでもいい思考に食われるエネルギーが明らかに減り、気持ちも安定するし、作業効率もすごく上がるのです。この原稿を書くスピードも、驚くくらい上がりました。なんというか、スマホを遠ざけておくと、作業効率が上がるのと同じような感じです。

きっと、瞑想ってすごく奥が深いと思うのですね。瞑想キャンプなんてあるくらいです。「サピエンス全史」や「ホモ・デウス」の著者として知られるユヴァル・ノア・ハラリ氏は毎日2時間瞑想し、毎年1度は瞑想キャンプに参加しているそうです。また、シリコンバレーの投資家、ナバル・ラビカント氏も、毎朝1時間瞑想に使っているそうです。そう言えば、スティーブ・ジョブズ氏も瞑想に傾倒していました。なのできっと、それ相応の価値があると思うんですね。

僕は今のところ、そんなふうにハードコアに瞑想に取り組むつもりはありません。ただ、朝晩それぞれ10分ずつやるだけで明らかに生活の質が改善したので、皆様にも強くオススメします。

僕のやり方

ちなみに僕のやり方は完全になんちゃって瞑想ですので、真面目に学びたい方は、書籍をお買い求めになるなり、禅寺にでも行って師についてくださいませ。

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