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徒弟制度が復活する?

何かスキルを身につけたいと思ったら、以前ならまずは教室や学校に通ったものです。僕も子供の頃、水泳教室やそろばん教室に通っていました。また、20年近くに渡って学校教育を受けてきました。そこで学んだことは現在の自分のベースを作ってくれた極めて貴重なものです。特に小中学校で受けた教育は、その後の独学を支えてくれた屋台骨と言っても過言ではないでしょう。

ただそうは言っても、今後はおそらく学校で学べることの価値がダダ下がりすると思うのですね。なぜかと言うと、ネットでなんでも学べるようになってしまったからです。すでにこうした現象は至る所でみられます。僕だってネットでウクレレを覚えましたし、ネットのお陰で料理も再開しました。

学びのスピードもネットのおかげで明らかに速くなっています。アメリカの有名音大の教授の知り合いが「今入ってくる学生は、僕が30歳の時よりも知識があるし、技量も高い」としみじみ言っていましたが、これと全く同じセンチメントを僕も日々感じます。

僕の友人でも40半ばを過ぎてからYouTubeを見て泳げるようになってしまった人もいますし、僕の息子もYouTubeで楽器を覚えたのがきっかけで、最終的にはプロのミュージシャンになってしまいました。ちなみにこの40過ぎからネットで水泳を覚えた彼は、その後トライアストンを何度も完走しています。

ただ、全てのことがネットで学習可能かと言うと、やっぱりそうはならないのですね。そこでこの記事では、一体どんなことがネットに代替されずに残っていくのか、そしてどのような形で教えられるようになるのかについて考えてみました。

※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。主に教育、テクノロジー、あるいは社会問題などについて書いています。

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