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実は自動車は要らないのかもしれない

今回のパンデミックにより、世界中の道がガラガラになりました。シリコンバレーの縦に貫くハイウェイ101と280は普段だと「ここは本当にアメリカなの?」と思うくらい渋滞が多い高速道路ですが、この2つのハイウェイから車が消え失せてしまったのです。これは僕がアメリカに戻ってきた3月24日に撮影した280号線の様子ですが、核戦争でも起きたのかと思うくらい車が走っておらず、あまりの不気味さに鳥肌が立ったものです。

同じことはフィリピンでも起きました。こちらはセブ市から空港へと向かう途中の道ですが、この道、普段は果てしなく車が連なる、常に大渋滞の道なのです。

こうして車がない状態が数ヶ月続いた今、カリフォルニアもセブ島も、空が信じられないくらい晴れ上がっています。雲が透明感に溢れ、世界が輝いて見えるレベルです。こちらはセブ島ですが、フォトショで加工したのかと思うほど雲が輝いています。

こちらはカリフォルニア。普段でも空が綺麗な土地ですが、本当にキラキラと輝いています。

では人々は移動をやめてしまったのかというと、別にそんなことはなありません。空気がキレイになったこと、交通事故の可能性が激減したこと、それから運動不足解消と相まって、自転車に乗る人が激増しました。近所の量販店でも、あるいは自転車の専門店でも自転車が常にほぼ完売しており、たまに2、3台入荷されてもすぐさま売れてしまうようです。

電動スクーターも売れているようで、近所で走っているのを見るようになりましたし、量販店の店先でも売られるようになりました。この辺りは雨が全くと言っていいほど降らないので、一台あったらかなり便利な気がしていて、僕も現在購入を検討中です。

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車は本当に必要なのか?

コロナウイルスがアメリカ人に与えたこと、それは自動車の必要性を考え直す機会です。リモートワークが増えたことも相まって、人々の移動半径がグッと狭くなり、車で移動する必然性が大幅に薄れてしまったのです。また、週に1度だけスーパーマーケットに行って限界まで買い出しをする代わりに、運動を兼ねて近所のスーパーに自転車や徒歩で向かう人もずいぶん増えました。

ニューヨークなどの大都市での自動車の移動速度は時速10キロ以下という話もあり、大都会になればなるほど、自転車や電気スクーターの方が移動速度が稼げます。コロナには感染したくないが、かと言って車に閉じ込められてノロノロ移動するのもかったるいというわけで、自転車が改めて見直されているような格好です。

都市の在り方そのものを見直す機会かもしれない

僕は今回のコロナ騒動、都市の在り方そのものを根本から見直す絶好の機会だと思うのですね。東京も再び感染者が増えつつありますが、今後僕らは、コロナウイルスと共存することを学んでいくしかないように思うのです。かと言って自動車での移動では時間があまりにももったいないので、いっそ自転車や電気スクーターに移動しては?というわけです。

東京の場合だと夏の暑さや雨の多さが課題となりますが、いっそ街自体を自転車前提に造り替えてしまい、屋根付きのバイクレーンや歩道を整備してしまってもいいでしょう。また、地下道を作るのもありかも知れません。あるいは思い切って樹木を増やし、小雨や直射日光の直撃を受けないよう工夫しするといったアプローチもありそうです。地球温暖化対策もできて一石二鳥です。

道を減らせば二酸化炭素排出量は確実に減る

現在、地球温暖化を食い止める動きが世界各地で活性化しています。中でも面白いのは、最近イギリスが実施した研究です。これ、実は新しい道路を作るのを止めるだけで、二酸化炭素の排出量が減るという身も蓋もない話なのです。

この記事によると、道路整備に必要なコンクリートやアスファルトや鉄鋼の生産がなくなるだけで、二酸化炭素の排出量が39%も減るというのです。おまけに道が整えば整うほど自動車の利用者が増えて二酸化炭素の排出量が増えますから、最適解はこれ以上道路を作らないことなんだそうです。

さらにここから一歩進んで道自体を減らしてしまえば、これまで駐車場として利用してきたスペースなども住宅地や商用地や公園などに転用可能です。

そんなわけで皆さんも、車以外の乗り物を開拓してみませんか? 

それではまた!

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