見出し画像

物事をどのようなフレームに落とし込んで理解していますか?

今日はサクッと短く行きます。

最近『未来の稼ぎ方 ビジネス年表2019-2038 (幻冬舎新書)』(坂口孝則 著)という本を読んでいたら、こんな一節に出会ったのです。

「単四電池が1本100円としてみよう。すると、単四電池のコストは実に通常電気代の1万倍にもなる。単四電池の実力として、1・5ボルトの電圧で1アンペアの電流を1時間流して、だいたい100円としよう。すると1ワットアワーで計算すれば、100÷1・5=67円となる。だから、キロワットに修正すると67×1000=6万7000円だ。いっぽうで、電気代は1キロワットで20円だ。だから、3350倍になる。

ここには、ものを動かす電気そのものから、持ち運べる便利な電源というあざやかな意味の転換がある。エネルギーそのものではなく、それにまつわる意味に介入すればいい。 」

つまり、乾電池を電力として売るのではなく、「ポータビリティ電源」というまったく違う枠組みに付け替えて売ることで遥かに高い値段で販売することに成功したという話です。

この手のことって世の中にはよくあって、つまり、物事の捉え方のちょっとした転換です。でもこれができそうでできないのです。ちなみにこの本、かなり面白いのでお勧めします。

というわけで、今日は物事の捉え方の話です。

※この文章は単品で100円ですが、1000円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月20本くらい読めるので1本50円です。このマガジンでは教育のこと、テクノロジーのこと、あるいは経営に関するなどなど、僕がシリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点でビジネスをする中で得た気づきを書き綴っています。

ここから先は

1,266字

¥ 100

もしこの記事を気に入っていただけましたら、サポートしていただけると嬉しいです!