"PG wasn't built in a day"プレビュー
ポルノグラフィティ19回目のライブサーキット「PG wasn't built in a day」が、1月13日のポートメッセ名古屋を皮切りに始まった。僕は2月10日のさいたまスーパーアリーナに参戦する。10都市16講演の6講演目になるため、いい感じに”温まっている”頃ではないだろうか。
「暁」の松戸講演に参戦したのが2022年12月だったので、実は1年以上ぶりになる（2023年はポルノのライブに参戦できなかった年になってしまった）。
さいたまスーパーアリーナでの参戦は、2014年の「ラヴ・E・メール・フロム・1999」以来10年ぶり3回目となる。え、社会人1年目で「ひとひら」に心を打たれて、「キューブ教官」が発射したあれから10年も経つのですか。。。
10年前は15周年のアニバーサリーツアーの位置づけで、ベストアルバムを引っ提げていた。今回は25周年。1つ前がオリジナルアルバム「暁」を引っ提げてのツアーだったのに対して、今回は先立つものがない。
いや、むしろコロナ禍以降のポルノグラフィティのライブすべてが、今回の布石のように思える。2020年コロナ禍初年度のオンラインライブ「CYBER」、2021年に新旧織り交ぜながらポルノグラフィティがこれからも変わらず続いていくことを示した「続・ポルノグラフィティ」、2022年夜明け前の「暁」。
2019年、20周年を東京ドーム2daysで華々しく飾ったポルノグラフィティは、コロナ禍においても決して止まることなく、ファンと共に歩んでくれた。この5年間の歩みの最終地点として、「PG wasn't built in a day」があるのかもしれない。
＊
さて、肝心のライブについて、前回同様に超願望交じりの予想をしていきたいと思う。「ポルノグラフィティは一日にしてならず」というタイトル、積み重なるロゴから、”結成・デビューからの１つ１つの積み重ねで今のポルノグラフィティがある”、というメッセージが読み取れる。特設サイトから考えると、過去の”ライブ”の積み重ねとも考えられる。
となると、曲はデビューから今日まで幅広く織り交ぜることになるだろう。問題は、それがアルバムやカップリングなどのマイナー曲に振られるのか、シングルを積み重ねていくのか、だ。シングル曲目白押しだった「神VS神」が、実はもう5年前であること、15周年ライブもベスト盤からのチョイスだったことを考えると、このタイミングでシングル大放出があってもおかしくはない。
ただ、個人的にはマイナー曲をたくさん聞きたい…‼
＊
まず1曲目の予想だが、「テーマソング」をぜひ聞きたい。この曲はコロナ禍に真っ向から向き合った曲で、「続ポル」「暁」で演奏されながら”声出し”ができなかった、でも”みんなで声が出せる日まで、約束の曲”としてもあり続けた。声出し解禁となった最初の曲はこれで約束を果たし、”次”に進みたい。想像するだけで泣けてしまう（笑）1曲目は願望も強いが、少なくとも今回演奏はされると思うし、本編最後でもいいかと思う。
”声出し解禁”となり、入ってくるであろう曲は、「Mugen」「オー！リバル」あたりだろうか。それぞれ、2019年、2020年のライブ以来入っていないことからも可能性は高い。前回やってしまったが完全消化できなかった「Centry Lovers」「アゲハ蝶」あたりも可能性はあるだろう。
シングルという目線では、デビュー曲の「アポロ」は絶対入るだろうし、ここ最近やっていなかった定番曲「愛が呼ぶほうへ」「ヒトリノ夜」「リンク」「ギフト」「今宵、月が見えずとも」あたりも聞きたい。シングルのなかではマイナー（？）になるが、あまり演奏されていない冬の曲として「ゆきのいろ」もぜひ聞きたいところだ。
そして、ライブと言えば毎回のようにやっていたけど前回入らなかった「ハネウマライダー」は今回確実に入るだろうし、同じく前回入らなかった「幸せについて本気だして考えてみた」も、コロナ禍を吹っ飛ばす明るい曲としてぜひ入って欲しい。
＊
シングル曲中心に予想（願望）を書いてきたが、ここからは初期のアルバムやカップリング曲たちを。
・1stアルバム1曲目であり、10周年ライブのトップを飾った「jazz up」
・1stアルバムを締める曲であり、長らく演奏を待っている「ロマンチスト・エゴイスト」
・初の全国ツアー（3rd）のテーマ曲であり超かっちょいい「Reports21」
・初期のライブを支えてきた人気曲「空想科学少年」「マシンガントーク」
・決意の曲である「Let’s go to the answer」「ダイアリー00」「Search the best way」
・初期のカップリングベストと言えば「月飼い」
マシンガントークは2019年に演奏されたが（それでも5年前！）、いずれも長らく披露されていない曲たちだ。
次に、かなり飛躍的な予想（願望）になるが、「please say yes,yes,yes」「ネガポジ」も入れて欲しい。最初期に「Centry Lovers」「ジレンマ」という2大ライブ曲を持っていたポルノグラフィティだったが、この2曲がリリースされてからしばらく、その2曲に変えて演奏されていた。数年だったと思うが、当時の次のステップに進もうとしていたポルノグラフィティを支えていた2曲。久しぶりに聞きたい。
ポルノグラフィティは25周年を迎えて広島県とのコラボプロジェクトを行っている。その第一弾として「アビが鳴く」がリリースされた。この曲はもちろん演奏されると思うが、それと共に故郷を歌った「Aokage」、広島男子駅伝のテーマ曲として書かれた「Rainbow」も入って欲しい。
＊
そして、これはライブがくるたびに声を大にして言っていることだが、
「”愛なき…”が聞きたい！！！！」
この曲は、2006年の「横浜ロマンスポルノ06」で演奏されて以来の曲なのだが、ライブDVDを見て「なんじゃこの曲は！！！」と衝撃を受けていた高校生1年生が松嶋少年である。以来、「愛なき…」が一番大好きな曲としてずっとファンでい続けているのだが、初期のオリジナルアルバムの曲ゆえになかなか演奏されない。この曲こそ、ポルノグラフィティの良さがすべて詰まっていると思うんだけどな…。そして、この曲が演奏されるまではライブに行き続けなければいけないとも言える。笑
＊
これら踏まえた予想セトリはこれ！
前回ライブの千秋楽で発表された「old villager」と、3月リリース予定の「解放区」を忘れていた。
「ゆきのいろ」は入るんじゃないかなと思うのだけど、このセトリの中に入れ込むところがなくて外した。これまでなかなか演奏されないのも、もしかしたら”セトリに組み込みにくい”というのがあるかもしれない（「続・ポルノグラフィティ」で久しぶりに演奏された「winding road」も同じかもしれない）。
「マシンガントーク」なんかは入りそうで、僕の願望を優先させた「jazz up」「空想科学少年」「Reports21」あたりに代わるかもしれない。
そして、願望としては最頂点なんだけどどうしても入れる場所がなかった「愛なき…」。笑
最近演奏されていない、という目線には立ったものの、かなり願望に近い予想になってしまった（笑）。もちろん、10周年以降のアルバム、カップリング曲も好きな曲が多いのだが、ライブで演奏されるイメージとなると初期の曲の印象が強くなってしまうし、何より長く聞けていない曲が聞きたい。
どれだけ当たるだろうか。もしくは、これを上回るサプライズがあるだろうか？
＊
長くなってきたのでそろそろ最後の話題に。
毎回ライブのたびに聞けた曲を集計しているのだが、僕がこれまでに聞けたポルノグラフィティの曲は全部で174曲、重複をカウントすると435の演奏を聞けていることになる。
前回は「暁」のツアーだったので、初めて聞けた曲が8曲とかなり多かったが、今回はどのくらいになるか。そして、ダントツの「ハネウマライダー」を追いかけている「ジレンマ」は、今回差を縮めることができるのか（笑）
久しぶりの声だしライブ、楽しんできたいと思います！！
▼ポルノグラフィティの記事はこちらのマガジンでまとめています。良かったらフォローをお願いします。