団地猫、お腹を壊す(写真注意)
5月16日、夜に下痢をする
団地猫を保護してから一週間が経った。本当に気ぜわしい、そして悩ましい日々だった。そして猫という未知の動物との交流も味わった。猫好きな人たちの優しさにもたくさん触れた、そんな日常味わえない苦労と幸せを味わうことになった貴重な一週間だった。自分のことよりも猫のことに頑張りすぎてめげていたので、近所の洋食屋(この洋食屋のことは後に別マガジンを作りたいと思うほど好き)に、ご褒美の外ご飯にいった。二時間ほどしていえにかえるとなにやら臭う……。猫砂を購入してそこできちんとしているので、今までと違った匂いにすぐ気がついた。どうやら下痢をしているのが原因らしい。幸いちゃんと猫砂のトイレでしていたので、片付けも簡単だったが、病院への報告がまた一つ増えたなといったところ。また、時々傷やフンなどの写真を掲載してしまいますが、読んでくださる皆さんにはお目汚しで恐縮です。あくまでこの記事は次の里親さんへの備忘録として描くのが目的なので、どうか勘弁してください。
5月17日、猫のケージと猫トイレが届く
冒頭の写真のように、猫の保護エリアはトイレとお風呂、などの水回りの一角にダンボールを細工して作っていたので、自分がトイレやお風呂に入る時には、猫をどかすか跨いで行くか、いずれにしてもお互い緊張で心拍が上昇し、applewatchに注意を受ける。いずれにしてもこのままでは好ましくないので、万が一の時に使えなくなったとしても仕方がないと自分に言い聞かせ、アマゾンでケージとトイレを購入した。時間があればあれやこれやセレクトも楽しめるのだが、こっちは時間がない身。最短で届くものを購入した。
これが裏目にでてしまい、ケージにトイレを入れると、猫が寝る場所がないのだ。仕切り板でロフトのようなものが二段あるのでそこで寝てくれるかもしれないが、まだまだ弱っているので、犬的な考えで寝る場所は広めにしてあげたいと増築を決意。届いたケージを採寸し、イラレで簡単な設計図を書き、近所のホームセンターでプラ段を購入した。風にあおられながら暑い中プラ段を持ってあるくのはなかなかしんどいと共にかなり絵的に浮いていた。あとは図面通りカッターで切り折って業務用の両面テープで接続し箱のように組み立てる。なかから猫が引っ掻いてバラせないよう、折り目や接続は外側にしている。なかにトイレを入れてケージに接続し、ドアをトイレの入り口に移植した。プラ段いい仕事してくれます。
通院三日目で検査結果がでる
今日もDUCATIのヘルメットケースに猫を入れ病院へ。待合室では明らかにバイクに乗ってる風おじさんにガン見され気恥ずかしい。10分ほどで呼ばれて、血液検査の報告を受けた。その後問診・消毒・点滴と手際よく処置してもらった。
検査結果の内容は猫ヘモプラズマでネットで調べたところ『猫ヘモプラズマ感染症は、病原体が赤血球へ寄生し破壊され、溶血性貧血が発生する疾患とある。感染経路はダニ・猫同士の喧嘩咬傷・母子感染が考えられるが未だ明らかではない。急性期における臨床症状は、発熱、元気消失、食欲不振、黄疸、沈鬱、脱水、脾臓の腫大および血色素尿等が認められる。 一般血液検査では、通常は再生性の貧血が認められ、中には血小板減少症が認められることもある』とのことだった。以下が参照元のサイト
処方されたのはビブラマイシンで『テトラサイクリン系の抗生物質で、感染症の原因となる色々な細菌の蛋白合成を阻害することにより殺菌作用を示します。通常、皮膚感染症、呼吸器感染症、耳鼻科感染症など広い範囲の感染症の治療に使用されます』とある。
人間の役割
症状もピッタリ当てはまるし、少なくとも黄疸と貧血の大きな要素であるのは間違いないだろうから、この感染症を直してあげるところまでが、俺に与えられた役割なのかなと思う。それにしても急がずに通院してから里親さんを探すことにしてつくづく良かったと思う。もしこの猫が感染症だとわからず、多頭飼いをすることになれば家猫たちも感染してしまうリスクは大きくなるのは間違いないし、もしリリースしていたら団地の他の猫たちにも感染させてしまうだろう。もしかしたら既にここの団地の猫たちは感染していて、潜伏期間かもしれないと思うと、老人たちの安易な餌やりが猫を苦しめていることがわかるだろう。
とにかく、もし感染症が治って腎肝機能が回復し、黄疸と貧血が改善したら、里親さんにこの経緯をきちんとせつめいして可愛がってもらおうと思う。もし回復しなければ、そう長くないのは目に見えているのでここで看取ろうと思った。
明日病院で聞くこと
・皮下点滴の後2,3時間は口から粘着質の水を戻す
・食欲は大変ある
・少し動き回るようになった(探検している)
宜しければサポートの程よろしくお願い申し上げます。いただいたサポートは全て団地猫の病院代・餌代、里親探しの費用に使用させていただきます。