ブランドコンセプトを具現化した、【男のつけまつ毛】たらしめる太軸眼鏡
値上げラッシュ
低スペックだったわれわれホモ・サピエンスが、人類唯一の種としてこれまで生きながらえてる理由は、『認知革命』が起こったからだといわれております。
虚構(実際にはない、作り上げたこと)を信じる力を獲得したことによって、地球上で繁栄しているのです。
定価が上がるから、2次流通の相場も上がる。
昨今の値上げトレンドで、フリマアプリでもちょっと目を離したすきに、出品価格が「しれーっと」便乗値上げされているのを見かけるのもザラで、あのときに買っておけばよかった…と、悔やんでも悔やみきれない。
その1つ。
エッジを効かせたオーバル型といった表情の“エフェクター”ファズは、現在店頭に並んでいるものだけでも、レギュラーモデルに加えて女性や小顔男性に最適な一回り小さいSサイズ、ジュエリーブランド“ジゴロウ”とのコラボモデル、セレクトショップ“アークネッツ”の別注モデル、はたまた生地を10mm厚のセルロイドにバージョンアップさせた10周年記念モデルと、シリーズ展開が多岐にわたります。
“エフェクター”作品の代表格ファズも、新価格では5千円ほどの上がり…
それに引っ張られるかたちで、2次流通の新品・未使用品も売価2万円くらいがメインだったのに、今は3万円前後が主流になりました。
信じる力を利用する者たち
そんなある日、日課の『メルカリ巡回』をしていたときのこと。
Bランクの中古品ならまだしも、試着のみの保管品レギュラーファズが、2.16万円で売りに出されていました。
「なにかある…」
ファズではないにしろ、“エフェクター”は“ネイバーフッド”とのコラボ、トランプの『パチもん』が多数出回っています。
(メルカリで売買された一例)
ざっくり言うと、そのちがいは丁番と付属の眼鏡ケースで、正規品を出品している人もくわしく解説しては注意喚起をしているのですが、不正取引があとを絶ちません。
出品者は、日本語がたどたどしいBOTがらみだけかと思いきや、取引数の多いまともなセラーまでもがニセモノと知ってか知らずか、堂々と販売しているありさまです。
また購入者も購入者で、無知ゆえにニセモノとは気づかず出品者を高評価してしまっているという…『知らぬが仏状態』。
そして、この『疑似餌』を針先につけた詐欺サイトが、インターネットの海につり糸をたらしては欺瞞の連鎖が発生しています。
(ニセモノサイトがニセモノ商品を売るの図)
これが原因?
2.16万円ファズの出品者は、高評価300超えのベテランセラーで、ほかに出品していた“エフェクター”のメガネでは丁番のことに触れていましたから、まさかのニセモノではないでしょう。
ノーブランドのケースに入れて送るとのことだったので、ケース不要のジャスト2万円でおねがいしようと思ったのですが、今般メルカリでは…2万円の商品を「1.2万円なら、即決します!」みたいな、厚顔無恥のコメントができない『ノミの心臓』でも、匿名で希望価格を宣言できる機能が追加されました。
5〜15%引きの、出品者をおこらせない常識的な範囲での値下げ交渉であります。
そこで、10%OFFの『買い注文』を入れてみたのでした。
すると…
あっさりと、値下げに応じてくれるではありませんかΣ(゚Д゚)
だれが指し値を入れているのか?入れた本人以外には分からないので、このままスルーすることもできますが「人としてどうなの?」と思うと、購入しないわけにもいきません。
コピー商品ではないにしろ、その引っかかるなにかが分からぬままポチるのでした。
黒に見えても、明るいところではうっすら透けたチャコールグレーのファズは新同でしたが、目を皿のようにして細部を見てみると…丁番のメッキが剥がれていたのです。
外からはかくれるパーツだし、5千円程度で交換してもらえるので致命傷にはなりませんが、メルカリにアップされた画像はことごとく丁番が写らない構図になっており、意図的に外したのではないか?と疑いはじめると、なんか釈然としないファズのドーパミン放出は66%。
なんだかなぁ…
noteを書いている中の人はファッショニスタではありません。レビュアーでもありません。 あえてたとえるなら「かろうじて美意識のあるオッサン」といったところです。 自分が買いたいものを買っています。 サポートしなくていいです。 やっていることを遠くから見守っていてください🐰