頑張れない時

新年早々何かを拗らせずっと寝込んでいるのですが、ただ焦るだけの日々。寒さも追い風となって気分がどんどん落ち込んでいきます。
やらなきゃいけないことと不安がどんどん頭の中で増大していき、脳内のキャパシティを埋め尽くすので、何も感じません。

自分が今どんな心理状態なのかわからないのです。そう、例えば小指をぶつけた時は痛いと思いますよね。お皿を割ったら悲しいとか。宝くじが当たったら嬉しいとか。

脳内の感情フォルダに検索をかけても該当する感情が見当たらないので、フリーズしている感じです。

ひとまず今まで落ち込んだ時にしてきた対処法をやるしかありません。

1.BUMP OF CHICKENを聴く
→効果なし

2.ワンピースを読む
→効果なし

3.感動映画を見る
→効果なし

4.写真を撮る
→具合悪いのでできない

5.レタッチする
→色がよくわからない

6.美味しいものを食べる
→食欲がない

7.お笑いを見る
→何が面白いかわからない

8.絵を描く
→描けない

9.旅に出る
→具合悪いのと、余計自分を見失う

とまあ、人間本気で落ち込むと何やったって心が動かないもので、エンタメはそれ相応のキャパに余裕がある状態じゃないと受け止められない事を認識し、さらに落ち込むわけです。

何せ感情の種類がわかってないわけですから。何をしたらいいのかさっぱりわかりません。
そもそも上であげた方法は過去にうまくいった事例なのですが、どうやら僕は一度使った手はもう効果がないみたいで、本当に手詰まりです。

号泣アニメの金字塔ヴァイオレットエヴァーガーデンですら真顔で観れてしまうし、もはや音がうるさいとまで思う始末です。

もう寝るしか方法がないのですが、寝過ぎて逆に頭も痛くなるし悪循環です。
そこで気づくのです。

ああ、人間って頑張りたいのに頑張れない時が1番しんどいのかも、、、って。

そんな事を悶々と抱えながら1週間が経ち、ようやく身体も動けそうなタイミングで撮影のお仕事が入りました。

結論、本当にダメでした。
写真自体はお客さんが満足してくれているので問題ないのですが、まったくシャッターチャンスがわかりません。
何もいいと思わないし、何も感じない。
イメージがないのでカメラを構えることができない。
仕方がないのでご要望を事細かく聞いて、僕の感性は一旦捨てて撮ることにしました。
ここは今までの経験があって良かったです。
僕の手癖がしっかりと写真を撮ってくれました。

帰り道、また少し落ち込みました。
帰りの駅で何やら展示がされていたので、さらっと目を通すと、一冊のノートに大きくコメントが書かれていました。

ちょっと元気出ました。ありがとう。ギャル。

ひとつわかりました。
頑張れない時は、頑張れない。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

今週の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?