南米コロンビアで親知らず全部抜いた話①:歯科矯正即決編
みなさんこんにちは、松子です。先に謝罪いたします。月1で更新すると言っていたのに、まんまと6月スキップしてしまいました(意志が弱い)。なので今月!7月に2記事投稿します!ホントです!(多分!←意志が弱い!)
なんの話を書こうかなと考えたときに、やっぱり南米系OLと名乗っている以上、南米で体験したことを書こうと思いまして。で、タイトルに書いた通りですが、実は私。
南米のコロンビアで「まだ生えてきていなかった親知らず」3本を全部抜いたんです(ちなみに残り1本は、結構前から出てきていたので、南米に行くより前に日本で抜いていました)。
なかなか面白い体験だったので、今回を含めて2〜3回ほどかけて、そのお話をしたいと思います。
そもそものはじまり
そもそもなんでそんなことをしたかというと、私コロンビアで歯科矯正をしたんですね。南米に行く前は、八重歯とかもあって、歯並びがちょっとお恥ずかしい感じでガタガタでした。でも日本で歯科矯正するのは高いし、仕方ないな〜と思っていたのですが。
コロンビアで、友人に、「マツコはなんで歯科矯正しないの?コロンビアにいる間に矯正したらいいじゃん!」と、「帰りスーパー寄ってアイス買って帰ろうぜ!」くらいのノリで言われてしまいまして。
友人数名から聞くところによると、コロンビアは歯の矯正とかホワイトニングとか(美容歯科とでもいうんでしょうか?)が盛んで、金額もリーズナブルなので、アメリカなどからわざわざ来る人もいるんだとか。まあそれはその友人達が言っていただけで真偽は確認していませんが(笑)、実際歯科矯正をしている人はすごい多いんですね。周りの友人達にも歯科矯正のブラケットつけている人めちゃめちゃ多かったんです。
しかし、それを言われたのは、まだコロンビアに着いて半年も経っていなかった頃。スペイン語はまだまだわからなかったし、海外であまり病院にかかったこともなかったので(イタリア旅行中にちょっとお世話になったのと、タイ在住のとき狂犬病の予防接種したくらいかな)、「え〜そうは言ってもお…」と、めちゃめちゃ二の足を踏んでいました(私をリアルで知っている友人達はもしかしたら意外かもですが、私の辞書にも「躊躇い」、という言葉はあるのです)。
が、結局は歯科矯正を即決
さて、そんなうだうだしている私に、THE即行動タイプのコロンビア人友人が、「まあまあ!一回話だけ聞いてみたらいいじゃん!不安なら私も一緒に付き添ってあげるからさ!今日この後って予定ある?ない?そんじゃ、今から行こ!40秒で支度しな!」とぐいぐい来てくれて、あれよあれよと彼女に連れられてまんまと歯科矯正医のところに行った私。
(コロニアルな町だったので、病院もコロニアル調。古めかしいともいう…)
今思えばその友人の行動力に心から感謝です。結局お医者さんの話聞いてる時もその友人はずっと一緒にいてくれて、難しいワードとかを簡単に言い直してくれたりして。コロンビアの人1回懐に入るとすごい親身になってくれますよね・・・ホント涙出ます。
とまあ、そのようにして、お医者さんに自分の歯並びを見てもらって、施術方法や期間などの話を聞いたわけですが、やっぱり気になるのはお値段。
👩私「お見積もりとしてはだいたいどのくらいですか・・・?」(日本では歯科矯正って100万とかいくこともあるって聞いたことあるんだよな…ドキドキ)
👨⚕️お医者さん「6万円くらいですね!」(都合上、日本円に換算しています)
👩私「やります!!(即答)」
まあ実際は、私は抜歯が必要だったので、プラスαでもう少しかかったのですが、でも10万は全然いかないくらい。え?めちゃ安くない?え?これやらないって選択肢ある??というノリで即決しました。
ちなみに、「日本では歯科矯正ってすっごい高いんですけど、コロンビアではなんでそんなに安いんですか?」と聞いてみたら、「日本では超完璧にやるからじゃない?知らんけどww」と超よくわからん回答を得ましたが、私も別に超完璧じゃなくてもとりあえず八重歯だけはなくなったらいっか、くらいの気持ちだったので、「なるほどね!おっけ!」と答えときました。どなたか真実をご存知の方いたら教えてください。笑
歯科矯正スタートまでにまさかの壁!
しかし、私はコロンビアの中でも割と田舎の方に住んでいたので、そこからがまたすごかった。
👨⚕️お医者さん「OK!じゃ、まず○○○って街(私が住んでたとこから片道3時間くらいのところにある中規模都市)に行って、歯のレントゲンとってきてくれる!?この街、歯のレントゲンとれるところないんだよ!アハハ!提携してる△△△歯科ってところに行ったら、向こうもわかってるからスムーズだから!じゃ、レントゲンとれたらまた来てね!今日は終わり!」
👩私「(そんなことってある・・・??レントゲンとるのに往復6時間だと・・・??しかし、もう後には引けねえ!!)わかりました!!!!」
もういますぐにでも開始したい!という気持ちになっていたので、まさかレントゲンが壁になるとは〜って感じでした。
ということで、往復6時間かけて、レントゲンをとってきたわけです。
(レントゲンとった病院はまあ普通だったかな…)
歯科矯正スタートまでにまさかの壁!その2!
私の6時間分の血と汗と涙の結晶であるレントゲンを持って、今度は1人でお医者さんのところへ再訪。すると、またしても、矯正スタートまでに新たな壁が立ちはだかっていたのです…
👨⚕️お医者さん「うーん、親知らずが3本埋まってるね!これ全部抜かないと、歯科矯正は始められないよ!」
そんな…スタートまでが長い…。
しかし確かに、すでに地表(?)に出ていた親知らずは1本日本で抜いた記憶があるものの、その他の3本については「出てきてないなら虫歯の心配もないからしばらく放置で大丈夫でしょう!」と日本の歯科医さんに言われて放置していたのでした。
コロンビアのお医者さんに話を聞くと、その埋まってる親知らずが両側から歯並びを圧迫するから、親知らずをそのままにした状態で歯科矯正をしたら、両側から押されて結局歯並びがまたガタガタになってしまう。だから矯正始める前に親知らず抜かないとあんまり意味なくなっちゃうよ、ということのようです。
なるほど〜。まあ6万で矯正できるなら親知らずくらいさっと抜けばいいっしょ!日本で親知らず抜いたとき拍子抜けするくらいあっけなかったしな!とめちゃめちゃ軽い気持ちで「わかりました!」と高校球児レベルの良い返事をした私。
そう、私は知らなかったのです…歯茎に埋まっている親知らずを抜く、ということが、どういうことなのかを…
恐れを知らない私はさらに、
👨⚕️お医者さん「じゃまず右側の親知らずを抜いて、その2週間後くらいに左側のを抜きましょう」という、今思えば至極真っ当な提案に対して、
👩私「え、いっぺんにできないんすか?」
などと言ってしまう始末。お医者さんを「で、できないことはないけど…」と逆にタジタジさせてしまう事態。「じゃ、いっぺんにやりましょ!嫌なこといっぺんに終わらせたいタイプなんで!」と羽よりも軽いテンションで3本一気に抜く、という決断を医師に迫ったのでした。
そう、重ねて言いますが、私は「歯茎に埋まっている親知らずを抜く」ということがどんなに大変なことか知らなかったのです…日本では絶対に「いっぺんに」はしないし、全身麻酔とかでオペすることもあるなどと後々聞いて、マジ私無事でよかった…と思ったことは実はちょっと秘密です。
ということで、自らの無知によって私がどんな目にあったのか!?次回、“無知は罪である 編“に続きます!お楽しみに!(この記事で実際抜歯するところまでたどり着かなくてすみません!力尽きました!)
(診察室入り口。可愛いけどさ・・ちょっと不安になったよね)
2021/08/01追記:続編できました!こちらも見ていただけたら幸いです😊
注:この記事に記載していることは、あくまで私が体験したことであって、だから海外で歯科矯正したり抜歯したりするのも安全だよ、などというつもりは全くありません。私はたまたま大丈夫だっただけなので、もし海外での抜歯などを考えている方がいらっしゃいましたら、リスク等も含めてよくご検討なさってくださいね(私が言えることでは全っっっっっっくないですが…)
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