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toccorri
PMDD(月経前不快気分障害)になった話1
今から約1年前。私は会社に行けなくなった。時短勤務で育児休業から復帰して1年半が経ったころだった。
復帰して2ヶ月した頃、娘が卒乳を迎えた。そして間も無く月経の再開。振り返ればその頃から、気持ちが不安定だった気がする。
そして出産後、私は自分の排卵がわかるようになっていた。毎月下腹部が異様に腫れる。痛みがある。もちろんオリモノも確認できた。
仕事はとてもハードだった。某ベーカリーの企画担当として、時短勤務ながらもかなりの仕事量を抱えていた。お昼休憩もできない日々が続き、私の唯一の楽しみであるランチ時間が無くなったことも、精神的にはかなり辛かった。
その頃、夫との関係もよろしくなかった。飲食店勤務の夫は朝から晩まで家にいない。休みの日も寝てばかり。つまり私は仕事をしながら、育児も家事も全部をこなしていた。もう完全にキャパオーバーだったのである。夫に当たり散らし、自分だけがなんでこんなにやっているんだと文句ばかりだった。
そんな夫に嫌気がさし、子供を連れて家出をした。夫が泊まり込みで釣りに行くと言うので「それならこちらも外泊しよう」と思ったのであった。本音は「家に居たくない」だった。
娘と某テーマパークに行き、キャラクターグッズにお金を使い、お寿司を食べ、ホテルに泊まった。非日常を味わうことで少しでも現実から目を背けたい…そんな想いだった。娘は何も知らず、ウキウキしていた。
自分でもこれは病気だ、と自覚したのはこのプチ家出から帰宅してからのこと。その様子は次回。
PMDDが世の中に認知されるといいな