チケットの譲渡

コンサートに行く予定が、別件のために行けなくなってしまい、同僚にチケットを譲ることにしました。コンビニで発券して、紙のチケットを渡そうとしたところ、e-plusで購入した、スマートフォンにダウンロードするタイプのチケットであった為、それも叶いません。e-plusには同行者にチケットを配分する機能があるようですが、チケット画面を見てもチケット配分のアイコンが見当たりません。説明を読むと、チケットを配分できないコンサートもあるようです。ただし、チケットの転売防止の為にコンサート当日にならないと配分できない仕様である可能性も否定できないので、当日に改めて配分を試みることにしました。

果たして、コンサート当日になると、チケット配分のアイコンが表示され、メールで無事にチケットを譲渡することができました。めでたし。めでたし。

翌日、同僚にコンサートの感想を聴くと、ビゼーの交響曲第1番は楽しくて、ドヴォジャークの交響曲第9番は退屈したそうです。ドヴォジャークの方が、「遠き山に日が落ちて」のメロディーが出てたり、ペンタトニックが差し込まれたり、色々な金管が鳴って楽しかろう、と思ったのですが、ファビオ・ルイージとコンセルトヘボウの繊細な演奏は、同僚の好みではなかった様子。名曲とか名演奏の評価には、多分に聴く人の過去の体験や思い入れが含まれるのかも知れません。そう考えると、同じ演奏を聴いて、似たような評価にたどり着く友人というのは、似たような音楽体験を積み上げてきた同志なのでしょう。


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