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11月の海で足るを知ってみたりする

秋の空に夏のような日差し。

先日、海の近くで開催された松フェスへ松好きな友人と行ってきた。このフェスは、松の木、松葉、松ぼっくり好きの集まり。松の歴史や効能の話をしたり、松葉茶や松ジュースなどの店が並び、飲食や買い物もできる。

私、昔から樹木が好きなんだよね。
その中でも特に松が好き。
感触も香りも佇まいも好み。

最近、松好きな人との出会いが続く。私が好きなのは、松なのか松好きな人なのかわからなくなるくらい嬉しい。

で、それと同じくらい好きになったのが11月の海。松フェスへ行く前に友人と海に寄ったのだ。

よく考えてみると、足だけとはいえ11月の海に浸かるのは人生で初めてだった。ほぼ毎年、夏には海へ行っているのだが、さすがにこの時期の海水には入ったことがない。

靴を脱ぎ、ズボンを膝上までたくしあげ、水平線へ向かってパシャパシャ歩く。入った瞬間はヒヤッとするものの、だんだんと温かく感じてくる。なんたって足を包む砂の感触がいい。

海から眺める松も良き。
防風林としてこの海岸にはたくさんの松が植えてあるのだ。

海と松に囲まれてる私。
いいね。

ありがとう、地球。

ひとしきり海で遊んだ後、サラサラの砂浜に足を投げ出して座った。そして足を砂に埋めて砂浴?砂浜デトックス?的なことをやろうということになった。

私ら意識高い系だねと言い合いながら、タオルも持ってなくて女子力低い系で笑った。でも砂が乾いてから叩けば無問題と言い切る友人は生命力高い系だった。笑

まっすぐな太陽
穏やかな海
優しい波の音
清らかな潮風
ほんのり温かい砂

目を閉じて心身を委ねる。
何時間でもいられるぞ、これ。

なんてこった
11月の海、最高じゃないか。

そして脳内で鳴り出す藤井風さんの「特にない」という曲のピアノイントロ。

That love and just let me be                

特にない
定めなどない
わたし 囚われず歩く

特にない
渇きなどない
わたし 満たされてる

藤井風「特にない」

「足るを知る」の精神を淡々とかつ切々と歌ってる、つもり

藤井風1stアルバムHELP EVER HURT NEVERセルフライナーノーツより

と風さんはこの曲を紹介していた。

当初、この「足るを知る」を無いものねだりせずあるものに満足して生きること、と私は捉えていた。

でも今の私は、満たされている自分がいるだけなんだよなって思ってる。
つまり、11月の海が最高だと感じている私がいる時点で、もう満たされているということ。

そもそも自分が感じていないものはここに存在しないのだから。
全て自分の内側から始まるということ。
ありのままでいいということ。

あー、感覚を文章にするって難し。


そして思う。
「足るを知る」を「特にない」と表現する藤井風って…
ブラボーすぎるでしょ。

本当に風さんの歌詞は深い。
数えきれないほど聴いてわかったような気になっても、ある日ふと何かに気づかされて歌詞を読み返すことがよくある。

全くもって私の個人的な解釈で楽しんでるだけなんですけど。

どんだけ藤井風という青年に学ばさせてもらうんだろか。
不思議なお方じゃ。

That love and just let me be

特にない。

11月の海も砂も風も松も友も

愛だらけで、特にない。

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