小学生に勝負にこだわらせることについて
実習から戻り、サッカー指導も本格的に復帰しました。
そこで最近思うことがタイトルのことです。
スクールのスタッフが「特に1年生とかにこだわらせる!」と仰られていて...
そこで、個人の見解について、本で読んだことも交えて述べていきましょう
大事な事だとは認識している。
そうなんすよ、大事なことです。勝ち負けを理解してひとつひとつにこだわらせる。勝つためにどうするか考える(もちろんスポーツマンシップに則って)そういう過程をたくさん経験することが、後の大勝負にも強くなるんじゃないかなと思います。ただ、それより大事なことが今教育界では大事にされていることがあるのかなと思うのです。
「負けた」という経験を練習でして欲しくない
勝つ者が入れば負ける者もいます。「引き分けが1番いい」とがばいばあちゃんは言っていたような気がしますが、みんな勝ちたいと思って試合やるわけですから、なかなか願ったり叶ったりの展開にはなりませんよね。で、僕は「負けた」という経験を練習ではして欲しくないと思っています。「負けたからダメだ」という思考になって欲しくないからです。特に小学生は勝ち負けにこの上なくこだわります。負けのショックが大人が想像するよりデカいんです。特に今の子は僕ら世代よりメンタルが強いとは思えません。そういうことを考えると、「負けた」と思わせないような環境を作ることが必要だと感じているのです。
そのために僕がしていること
僕はスクールのプログラムの最後に行う試合では、点数を数えたりはしません。「リーダー、いま何対何?」と聞かれても「ごめん、数えるの忘れてた」とはぐらかします。そしてなるべくスコアをリセットさせる声掛けが出来る仕掛けをしています。今は勝負にこだわるより純粋にスポーツを楽しみ、スポーツの難しさや素晴らしさを知って欲しいと思っています。
ブラジルでは
ブラジルでは、日本でいう「全日」がないです。勝利至上主義を捨て、この年代に楽しむことを求めるようになったのです。このおかげでタレント揃いのカナリア軍団になったのはもうご存知の通りだと思います。勝つことがこの年代に大切なのか?ということで話しをする機会があれば、ブラジルの例を出して話をしてみたいと思っています。
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