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転職をしないという「選択」について

本記事は、現在開催中のマイナビxnoteの投稿コンテスト「#あの選択をしたから」への投稿作品です。


先日noteのお知らせにて、「#あの選択をしたから」というテーマでの投稿募集があり、ふと心が惹かれたので、タイトルの通り「転職をしないという「選択」について」思うままに記事を書いてみようと思います。

自己紹介

まずは自己紹介です。簡単に私のプロフィールを記載します。

  • 勤務先:IT業界の某SIer

  • 職種 :企画担当という名の何でも屋

  • 社歴 :今の会社に入社して早20年Over(転職経験なし)

転職について

これまで幾度となく、転職は考えたことはありますし、大分古い話にはなりますが、実際に上司に転職の申し出を伝えたこともあります。ありがたいことに、色々な方に引き留めにあったり、なんやかんやあって、今の会社に居続けています。

転職の意向が一番高かったのは、何を隠そう昨年度で、実際に何社か面接も受けました。しかし結果的には、今の会社に残ることを決意しました。

私のこれまでのジャーニー

何で会社に残ったんだ!と思うかもしれませんが、そこに触れるには直近の私の経歴から触れていきたいと思います。ざっくりいうと、直近5年間の私の経歴は以下のような感じです。

先ほど触れたように、元々私は「企画担当という名の何でも屋」というポジションの役回りが多く、よく言えば「フットワークが軽く、融通のきく男」という感じですが、悪く言えば組織の中で「誰かがやらなければいけないが、自分じゃなくてもいい仕事」をこなしているような人間でした。

当時の私は「何者でもない自分」にある種の諦めを感じていたと思います。

しかし、2017年ころにひょんなことから「アジャイル開発」というものに出会いました。また、同じくらいのタイミングから、Googleのカルチャに触れる機会が増え、「心理的安全性」や「企業カルチャ」の重要性をふつふつと感じるようになりました。

「何者でもない自分」でも何かできる事はあるのではないか?と感じはじめ、「自社のカルチャを変えたい」と口に出し始めたのは、ちょうど3年程前からです。

企業カルチャを変えるためにやったこと

そんな私も自社のカルチャをもっとポジティブに変えるために、できる事からやろうと、様々な方々の協力を得て、色々取り組みました。詳細は割愛しますが、ざっくりいうと以下のようなことです。

変化はあったのか?

これらのことをやってみて効果はあったのか?というと、少なくとも私の周囲ではポジティブな変化がいくつかありました。ただし、それが組織全体にどの様な効果をもたらしたのか?というと、まだ分からないことが多いです。けど、やってよかったなと思えたことも多々ありました。

転職について考え始める

そんな活動を繰り返していく中、「転職」という選択肢が昨年自分の頭をよぎり始めました。きっかけはあまり覚えていませんが、色々積み重なり「環境を変えたい」と思い始めました。

考えられる選択肢

「環境を変えたい」と思う自分の気持ちに対し、私の選択肢は2つありました。

  1. 転職をして新たなフィールドに踏み出す

  2. 自社内で異動希望をだし、ポジションを変える

去年一年間悩んだ結果、私は「2」を選択しました。

転職しないという「選択」

なぜ2を選んだのか?というと、理由は大きく2つです。

  1. いい人、好きな人が多い会社だから

  2. 今現在の自分が一番パフォーマンスを発揮できるのは今の会社だと思ったから

「1」は、単純に今の会社にいい人、好きな人が多いという「人間関係」からです。会社に対する不平不満は色々あるものの、いい所も多い会社だと思います。何より、人間関係で助けられる事が多いのが、一番の理由です。

「2」は、やはり私の根底に「何者でもない自分」=「自分に自信がない」というのがあると思います。もちろん、自分なりには色々やってきて、他社では全く通用しないとも思いたくもないのですが、今の会社で築いてきた「人間関係」があり、自分がやりたいと思ったことに賛同してくれる多くの仲間がいます。これは、他には代え難い自分にとっての財産で、この仲間たちがいるから自分の今のパフォーマンスが発揮できていると感じる事が多々あります。その仲間との関係を断ってまで、外に出ていくほどの覚悟と想いが無かったというのが理由です。ようは、ビビったというのが本当の所かもしれません(^~^;)

「選択」は正しかったのか?

果たしてこの選択が正しかったのかは、まだわかりません。ただ、今現在会社でのポジションも変わり、新しいことにチャレンジさせてもらっています。ポジションが変わったことで、関わる人も変わり、新たな「仲間」も増えてきています。

このチャレンジは成功に終わるか失敗に終わるかは、分かりませんが「新たな経験」を得られていることは間違いなく、この点では正解だったなと思います。

この先の話

この先自分がどうなっていくのかは、まだ自分の中でも非常に解像度が荒い状態なので、色々試しながら前進していきたいなと思っています。ただ、同じことをずーっとやっているのは性にあっていないので、色々チャレンジしていきたいと思っています。何か機会やチャンスがあれば、副業なんかもしてきたいと思っています。

40過ぎてもチャレンジできるって、素敵な環境だなとも思うので、色々やっていきたいなと。

選択の多い時代を生き抜くために

以前学んだポジティブ心理学では、現代は非常に多くの選択肢があり、人は選択肢が多すぎると心理的ストレスが増すという事も学びました。

私も日々迷いながら生きていますが、譲ってもいい部分、譲れない部分が何なのか、自分の中の「芯」が、少しずつ見えてきた気がしています。私はこの「芯」が何なのかを追い続け、探索と適応を繰り返しながら、成長していくしかないのかな?と思っています。

自分自身の成長のために、今後は以下のようなことにもチャレンジしていきたいと思います。

  • 興味をもったものは、積極的に学んでいく(資格も取る)

  • 学んだものは実践でも積極的に試していく

  • 外部イベントなでへの登壇機会があれば積極的にチャレンジする

  • 副業も具体的に検討していく

この先の話は、まだまだ不確実性が高い状況ですが、様々な「選択」から新たな学びを得て、自身の成長につなげていけるような人間になりたいと思います。そのためにも「人と人のつながり」を大事に、自分にとっての芯を追い求めていきたいと思います。

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