キャリアパス
昨年末のことです。ある人気ドラマの主演女優さんが、番組宣伝のためにインタビューを受けていました。レポーターの締めの質問、「視聴者の方にひとこと」に対して
「ひとつひとつのシーンに、驕ることなく真摯に向き合うことで、良い作品になるよう頑張ります。」
という回答をしました。聞いた瞬間に「なにこれ?」「えっ?」「何歳だっけ?」ととても衝撃を受けました。調べてみると20代後半で、どうやったら、この言葉が出てくるのか全く理解できませんでした。
テレビでよく見かけるタレント(俳優などをまとめて)の方は、おおよそ12~15歳で仕事をスタートし、25歳前後で1度ピークを迎えています。その後、30歳まででキャリアを固め、以降は年齢を経るに従って、大物タレントの扱いになっているように見えます。
20代後半であってもキャリアは15~20年で、サラリーマンだと管理職以上になります。
同様にスポーツ選手や、IT企業経営者など、小学生のうちから1つの可能性に全てを賭けて30歳前に、ピークを迎えている方が多いです。20年前後のキャリアの集大成といえます。
わたしは、26歳からサラリーマンがスタートしました。上の例からは15~20年遅れでキャリアを積み、40歳の時に退職しました。普通に定年だと60歳なので、20年あります。60歳の定年後に、新しいことを始めるよりは、失敗できる余地もあるし、可能性があると思って賭けました。
人生について「なにが良い、悪い」といった評価は、それぞれがすれば良いことです。正解・不正解はありません。 そんな世界や人もいるのだな~と思いながら、何か自分に生かせる点がないか、いろいろな方から学ばせて頂いています。
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