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幸評2023・09・24

個人的立秋、朝から心地よい気温。個人的暦を制定するのも一つ良いことだと思う。
ZARA HOMEのキャンドルを焚き、冷たいが冷たすぎないカフェオレとサツマイモのマフィンをお供に、このかけがえのない美しい今日を文字で遺す。

村上春樹の小説を読み始めた

村上春樹の2023年9月時点での最新作、「街とその不確かな壁」を近所の書店で買った。大学4年、卒業研究でしんどい時に村上春樹の作品を初めて手に取り、そこからハマった。彼の作品を読むと心に平穏が訪れる。短期的ではない落ち着きを得られる。生涯を通じて依拠できる信念を胸にしまうことができる。
まだ読み始めたばかりなので、ハードボイルドっぽいなという小並感と、分析的で静的な世界に片足だけ突っ込んでいる。
第三章が590ページからという目次情報により、物語の長さに安心を覚える。

物との別れ

布団を干すために留める大きな洗濯ばさみも買った。使っていたものが経年劣化によりバリ大破した。ベランダから落ちた洗濯ばさみは空気抵抗を受け、ナックルボールのようなブレを見せ、コンクリに衝突。初秋の青空の下、粉々に散った。
去年就職してから買ったので一年ちょっとの寿命だった。だが、確かに彼は乾かすべき布を挟み、飛空災害から我が被服を守ってくれた。洗濯ばさみとしての使命を全うし、そして亡くなった。形あるものは朽ちる。とても感謝している。新しい洗濯ばさみにも君を映すだろう。

サツマイモのマフィンとお店

サツマイモのマフィンだが、2023年8月に近所にできたマフィン・ベースのお店のものである。というのも、店名からは「マフィン」「カフェ」「バー」の3つが認められ、現に今日はカレーと角ハイを頂いた上で土産にマフィンを買った。
なぜマフィンを売るのか気になったが、コミュ不精があたり、「ごちそうさま」限りとなった。人には魅力があり、その魅力に惹かれてしまうのが人というもの。頑張る人がおり、頑張りを認めてしまったら応援したくなるもの。その頑張りが結実し、描いた未来に至ることを祈る。サツマイモのマフィン、秋限定、黒ゴマと蜜芋の甘み・風味が舌を喜ばせた。サツマイモのマフィン推し。といいつつ今はリンゴとシナモンのマフィンに手を移した。リンゴ果肉の酸味とシナモンの風味、シナモンとアイシングの裏打ちされた好相性、息する鼻腔が「ちげえねえや」と嘯く。

仕事とお金

近所にはほかにも飲食店がある。個人経営の飲食店にはその人の覚悟と夢が入っていると思う。応援したいと大いに思う。自分の経済状況がよければ、だが。
就職して1年半弱。問題なくやれている。昇給して給料は上がったが、それに比例して厚生年金保険料も上がった。保険料算出に用いる給料の階級が前回の算出時から3階級上がってしまったため、保険料算出の随時算出に引っかかってしまい、ぎりぎり大損する立ち位置になってしまったので、未練が残る。
保険料は4,5,6月の給料平均(報酬月額)をもとに決めるのだが、例外が存在し、それは「連続3か月の給与平均額に対応する報酬月額が現時点の階級より2つ以上異なる場合、次の月から新たな保険料となる」というものだ。詳しくは標準報酬月額の決め方を参照されたし。
小生、バリ健康につき、厚生年金高すぎ脅威と思ってまう。控除といえど、支出に変わりはなく、自由の削剥として受け取ってしまう。エネルギーをくれ。

何をしたい?

大学の卒業研究が忘れられずにいる。自分のやりたいこととは何か?をひたすらに追求した成果。いつ読んでも個人的興味を刺激するのだろうと思う。大学院進学志望だったが試験に落ちて結果的に働くことを選んだが、やはり研究をしたいと思う。これには今の仕事に対する不満も関係していると思う。パズルのピースがぴったりはまるような納得感が得られない。慣れて飽きたのかもしれない。この違和感は継続し、やがて大きくなると、それこそ転職を考えるだろう。流れようと思う。世界は選択肢に満ちており、流れも複数存在する。どの方向に流れるか選択するための情報を集める必要がある。
今一度、自分の限りある時間を使いこなしたいと思う。

そんなこんなの今日、いろいろ思うことはあったが、秋を感じ、自分を見つめ、文学作品に触れ、感謝し、よく生きた。

皆様もよい2023年秋を過ごされますよう…

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