●詩「Xデー」

指でスッとなぞるように
腹にバッテンマークをつける
墨で描いたような線が浮かび上がる

視線の先には人の群れ
バッテンマークをつけていく
流れ作業のようにひたすらに

いつになるかは知らないけれど
確かに訪れる
Xデー

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