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【Ba.編】レーベルメイトのPulse Factory/RED in BLUEが対談してみました

ここまでVo.編、Gt.編と続いてきた対談企画の第3段はベース同士の対談!
この企画をそもそも話した際に真っ先にベースの2人とかちゃんと成立しますかね??という話が両バンドのメンバーから出ましたが中々面白い話を聴くことができました!今回は少し長めですが読み切りの記事です!

バンドへの加入経緯

きっかけはYussanでMasakiが橋渡し(Katsutoshi)**
**RED in BLUEのワンマンも見に行ったことあります(磯村)
**

―今回は中々レアの組み合わせというかこの二人がインタビューってあまり無いから楽しみにしてくれている人もきっといると思うんだけど、そもそも二人って話したりするの??
K(Pulse Factory:Katsutoshi a.k.a.師匠):あります!あります!
イ(RED in BLUE:磯村俊介 イソ):僕らのリリースパーティーを広島のクアトロでやった日の打ち上げで隣になって散々いじられた記憶があるんですけど・・・
K:そうやなー(笑)。あの打ち上げした居酒屋好きやねんな~。
イ:広島では打ち上げの名所ですね。

―打ち上げといえば、ちょっと話が逸れるけどRED in BLUEが渋谷でライブやった後打ち上げに祐樹君とグッチ君が出て、イソとザッキー(RED in BLUE :Dr.山崎慧)が車で待機なのに寝てしまって車の場所わからなくなったことあったよね(笑)
イ:気づいたら、60回くらいの着信がありましたね・・・
K:やっぱりバンドあるあるなんですかね・・

―Pulse Factoryもそんなのあるの??
K:Yussanが寝てしまって電話しても起きなくて、今は朝7時、車はどこ?どうしよう?みたいな。。。早々に探すの諦めて寝場所を各々探しましたね。

―2人ってあんまり一人でいるイメージないけどご飯とか誰と食べることが多いとかあるの?
イ:僕は結構ライブのリハ終わりとかメンバーとご飯食べに行くんですけどいろんなペアになることが多いですかね。
K:うちの場合はNobuが自由人ですし、俺はMasakiとご飯行くことが多いかも。定期的にメンバーだけで打ち上げして話をするっていう日もあるんです。

―そんな二人が今のバンドに加入した経緯を聞かせてよ。
K:僕は専門学校時代にYussanから誘われたんですけどMasakiを経由して話が来たんですよね。アンサンブルっていう授業があって専行が違う人たちでバンド組むんです。学年の人数もそこまで多くないのでどんな人がいるかは大体わかっていましたし。Masakiの家には遊びに行ったりもしていました。仲良くなったきかっけは思い出せないですけど。結成のきっかけはYussanでMasakiが橋渡しみたいな感じですね。

―その時は他のバンドやってなかったの?
K:やってましたよ。ただそのバンドは学校内で組んで、活動スタンスもそこまでガッツリというわけでもなかったです。そもそも、僕はプレイヤーとして勉強したくて専門に行ったんでバンドやるとは思ってなっかたんですよね。

―スタジオミュージシャン志望だったんだ!
K:そうですね。バンドきっかけでベーシストとしての個人を知ってもらえるって発想がなくて。ベース頑張っていたら仕事もらえるかなと思っていました。今思うと視野が狭かったですね。

―専門学校時代のYussan・Masakiはどんな感じだったの?前回のギタリスト対談でMasaki君はYussanが浜崎あゆみしかかけてないサングラスしてたって言ってたけど(笑)
K:そうですねー。ただのチャラ男みたいな感じですね。金髪でデカイサングラスして。アンサンブルの時間に初めてYussanを見たんですけど、ギター弾いてるやつが金髪でサングラスしてヒョウ柄の服着てファンク調の曲弾いてましたからね。なかなかのインパクトですよ。仲良くなれないなーって思ったけど、話したらめっちゃええやつですからね。
イ:完全にザッキーさんとかぶるとこありますね。。。

―イソはRED in BLUEに加入した経緯は?
K:気になるー
イ:僕は元々グッチさんと面識があったんです。通ってた高校が山の上にあって麓にグッチさんが住んでいて、ギター背負ってる人がいるなとは思っていました。ビックバンドクラブっていう所謂ジャズとか吹奏楽的な部活に僕が入っていて少人数でセッションとかよくやってたんです。当時mixiっていうSNSが流行っていて、そこにセッションしたいって書いていたらグッチさんからフォローが来て、「あ!麓のギタリストの人じゃー」って感じで繋がりました。僕が高3でグッチさんは大学1年生でしたね。で1回セッションしてSNSではつながってるけどみたいな関係だったのに、数年たったある日いきなり「焼き鳥食べたくない??」ってラインが来て焦りつつも飲みに行ったんです。で音楽の話で盛り上がって、2件目帰り際のタイミングで「RED in BLUE、ベースが抜けるんよね。よかったらサポートしてくれんかね??」っていわれてサポートとして加わったって流れですね。
K:脱退も結構急だったんだよね?
イ:音源は僕が弾いてないんですけどMVは僕が弾いていますから。
K:前のベースのヤスポンと仲良かったからその話聞いた時、急すぎん?って思ったもん。

―イソがグッチ君と知り合ってセッションして結構時間が開いてたってこと??
イ:厳密にいうとたまにお久しぶりです!みたいなことはありました。ぼくも別にバンドやっていましたし、狭い町ですからばったりみたいなこともありますし。RED in BLUEのワンマンも見に行ったことありますし。

ギターかベースを持っているとめっちゃモテるって教えてもらったんです(磯村)

―そもそも2人はなんでベースという楽器を手に取ったの??
イ:僕は元々部屋に飾りたくて買ったんです。中3の時サッカー部だったんですけど、ギターかベースを持っているとめっちゃモテるって教えてもらったんです(笑)。ギターとベースの違いも判らなかったんですけどベースの方がデカイからモテると思いベースを買いました。
K:僕は、叔母がGLAY好きで、特にJIROさんが大好きでベースを買ったけど弾かないから倉庫に眠っているってことを知ったんです。高校に入学して友達に軽音部に一緒に入ろうって誘われてOKしたんです。そういえば家にギターあるから教えてもらおうと思って持って行ったら「それ、ベースやで」といわれ、「なら俺ベースやる!」と始めたのがきっかけですね。そこからかなりのめり込みましたね。家に帰ったらずっとベース弾いてて、専門学校の存在を知り体験入学行ったらさらに興味をもちました。

―高校生の時はどんなバンドコピーしてたの?
K:初めてコピーしたのはDeep Purpleの「HIGHWAY STAR」ですね。あとマキシマムザホルモンでスラップ(奏法の名前。指で弦をたたいたりはじいたりする)を知りました!
イ:僕もホルモンコピーしました!!
K:ちなみにこれ誰に言っても信じてもらえないんですけど、その時のベースの保管状態が悪かったのかネックが反りまくって弓みたいになってたんです。弦高が3cm(普通は2-3mm)くらいある感覚ですよww
イ:それ知らない間にめっちゃ鍛えられそうですね!!僕の地元は当時HIP-HOPが流行っていたんですけど、初めてはまったバンドはL'Arc-en-Cielでした。アルバムも当時出ていたのは全部買って、楽器やってた友達と練習する曲を決めてHONEYを最初にコピーしました。tetsuさん(現在はtetsuyaで活動)のことはすごい尊敬していて部屋にベースマガジンの丸ごと一冊tetsu特集もあります!ベースかっこいいって初めて認識したのがtetsuさんのベースでしたね。うねるというか独特の主張があってスラップみたいな派手なプレイをするベーシストより僕は魅力を感じました。
K:僕はそういう言い方だと上原太(マキシマムザホルモンBa:上ちゃん)に衝撃を受けましたね。ビキビキしたフレーズを練習していました!さっき話した弓みたいになっていたベースは半年くらいで卒業して、青いジャズベースをバイトして買いました。ちゃんとしているというか普通のことなんでしょうけど、こんなに弾きやすいのか!と驚きました。
イ:僕は最初誕生日にB.C.RICHのEagleベースを買ってもらって、ジャズバンドに入ったときにOBの人にボロボロだし買い替えなきゃダメみたいに言われFenderの中古のベースを親にお金借りて10万くらいしましたけど気合い入れて買いました。

―初めて選ぶベースがB.C.Richってすごいね
イ:見た目変わってるし、「ナニコレ―!!」ってモテるのかと思ってましたね。

ー師匠はそのあと今使っている5弦ベース(一般的にベースの弦は4本だけど5本弦があるタイプ。2人ともメインのベースは5弦を使用している)買うの?
K:いや、Ibanez(メーカーの名前:アイバニーズ)の5弦ベースを買ったなー。RADWIMPSのコピーをしたときに楽譜が5弦ベースでの表記になっていてどうしても弾きたかったので5弦ベースを買ったんですよね。値段も予算内だったし
イ:Ibanezって意外ですよね。Yamahaとか選びそう。
K:確かに。そして専門学校に入り今メインで使っているFodera(メーカーの名前:フォデラ)のベースに出会うんです。僕が好きな先生がいてFoderaのベースを使っていて、先生がたまにサブで持ってくるベースを弾かせてもらった際にすごくしっくりきて興味を持ったんです。それで調べていくうちに欲しくなりました。で、買うために東京に行ってお店に入ったら調べて目星をつけていたのが売れていたんです。がっかりしたんですけどその時お店に今使っているベースがあって気に入りそれを買いました。
イ:僕はさっき言ったFenderのベースをしばらく使っていて、大学1年くらいの時に大阪に旅行に行ってFenderの70年代のヴィンテージのベースを買ったんです。一部の部品がオリジナルじゃないから格安で、試奏したらこれだ!って思いその場でローンを組みました。その後にロックバンドをするにはもう少しパワーが欲しいっていわれることが多くてそのベースを手放し、Atelier Z(メーカーの名前:アトリエゼット)のベースを買いました。その時は5弦ベースを買いました。

イソが大阪で購入したビンテージのベース。

―ちなみに2人は今欲しいベースとかあるの?
イ:アコースティックの5弦ベース欲しいですね。バンドでっていうより個人的に使いたいですね。
K:Modulus(メーカーの名前:モジュラス)が欲しいですね。専門学校の時にModulusのベース使ってる先生がいて弾かせてもらったことごあるんですけど最近になって気になっているんですよね。

―師匠とかWarwick(メーカーの名前:ワーウィック)とかあいそうだけどね
K:Warwickの音好きなんですけど見た目が、、、Ibanezのベースもそうだったんですけどボディーが小さいのが得意でなくて。

こうしたほうがもっといいなというフレーズがあれば変えていきます(Katsutoshi)**

―音楽的なことを聴いていきたいんだけど、他のメンバーが作った新曲にどうやってベースラインをつけていくの?
K:Yussanが作った曲に関してはフレーズもある程度打ち込んであるんですよね。まずはそれを弾いてみて、ここはこうしたほうがもっといいなというフレーズがあれば変えていきます。Yussanにこんなのどう?と確認して、たまにそこはこう弾いてといわれる時もありますけど基本的に任せてくれてます。Masakiの曲もここはこうして欲しいみたいな注文もありますけど基本任せてくれていますね。
イ:僕はグッチさんから新曲もらうときにここはこんな感じっていわれることもあるけど、ほぼ任せてくれていますね。ザッキーさんはスタジオで相当しごかれていますけど(笑)ボーカルが歌いづらくないように気を付けて作っていきますね。

ULTRANOVAとMUTANT CIRCUSのこだわりのプレイを聞いてみた!

―2人の今作のおすすめフレーズを教えてもらったんだけどイソ的には『M.2さよならのかわりに』のイントロフレーズってことなんだけど師匠はこれ聴いてどう思った??
K:僕はフレーズを作る時からライブを意識して作るので、よくこんなフレーズ考えるなっておもいましたね(笑)
イ:グッチさんからハイフレット(楽器の付け根の方っていえばいいのかな?高い音が鳴るとこ)でこんな感じで弾いてほしいみたいな注文はあったんですけどね。そっからメロディー書き出していってロジカルに作ったフレーズなんですよね。歌のリズムとベースのリズムの絡みを意識しましたね。

―師匠だったらここどうするの?
K:僕だったらこうはしないかなと思いつつも、そうしちゃうんでしょうね(笑)。気持ちはわからんでもないみたいな。でもライブでこれ弾いてると思うけどどう?
イ:どうって(笑)。ライブよりもレコーディングが大変だった思い出がありますね。ライブで使っているベースは24フレットまであるんですけどこの曲のレコーディングで使ったベースは21フレット迄しかなかったので。イントロだけ指弾きでそのあとはピック弾きです。

―イソも今作のレコーディングはピック弾きに関して相当しごかれたよね(笑)
イ:ほんとそれです・・・松浦さんにも譲さんにも散々しごかれ・・・
K:俺もピック弾きを練習しているけど、スタジオでMasakiに弾いているとこがダサすぎってダメ出しされる。
イ:ベースって1フレーズで雰囲気を変えることができるパワーを一番持っている楽器って思っているんですけど、『MUTANT CIRCUS』のレコーディングで一部の曲はピック弾きに取り組んで、フレーズだけじゃなくて、サウンドでドライブ感とか腰が据わった感じになることを体感して驚きました。まぁ泣きそうで吐きそうでしたけど。

―師匠的おすすめフレーズは『M.7 Oh My God!!』のスラップ(1:01)ってことなんだけど。
イ:すげー武骨でカッコいいと思います。男前で図太いなって思います。
K:プレイ内容としてはパッと聞こえないんですけど、ゴーストにすごくこだわっていて、ダツツ感を大事にしています。あーいう、ちょっとしたベースの見せ場のフレーズはライブでは緊張しますね。
イ:わかるー。自分も見せ場のベースソロで音色を間違えて、それ以降意識しすぎてミスするみたいなことありました。
K:俺はイソの前のベーシストの頃もよく知っているけど、イソが加入してからのサウンドのイメージは全然変わった感がありますね。RED in BLUE自体のクセが強いですけど新しいベースが入ったって聞いてどんなのが出てくるんだろうって思っていたらうまいのが出てきたなと思いましたね。
イ:うれしーー

―もしイソに何かあって同じレーベルだし一回だけサポートで弾いてよって頼まれたらどうするの?
K:丁重にお断りしますね(笑)。あれを弾いてる自分が全く想像できないです。Pulse Factoryはギターが二人いるので基本はどっしりしたベースですからあんな感じのライブは想像も出来ないし。
イ:僕が同じこと言われてもあの濃い人たちの中でPulse Factory弾けないと思う(笑) 。僕自身、ライブでタッピングするとかスラップするとかなかったから音源もらった時に戸惑いはありました。あと、師匠はライブでのベースの音作りのセンスがすごくいいと最初あった時から感じています。
K:それは嬉しいなー。ウチの場合はMasakiが弾かないとかYussanがくるくる回りだした頃はプレイが不安定だったこともあったので僕はしっかりいい音で弾こうと思っています。

―Pulse Factoryはドラムがサポートで3人にお願いすることが多いと思うけど、3人ともドラムのタイプが違うけどどんなこと気を付けてるの?
K:3人ともタイプは違いますけどあの3人なら音でコミュニケーションも取りやすいので問題ないです。でもそれぞれの癖も違いますから昨日はこの人で、今日はこの人って変わる時はやはり相当意識してやってますね。
イ:俺も最初はザッキーさんの癖に慣れるまで細かいリズム確認しながらやっていましたね。それを経てリズムアプローチっていう点ではバンド全体でだいぶ成長できてきている気がします。一音一音単位で遅くない?速くない?みたいな話も増えました。

―最後に今後どんなベーシストを目指したいか聞かせて
イ:ライブでコードだけが決まっていて自由に音を出せるタイミングがあるんですけど、そういった時自分がその時の感情で弾きたいフレーズやニュアンスを即座に弾けるようになりたいですね。アドリブ力みたいないいかたかもしれないですけど、その時しかはまらないプレイというか説得力がある音が出せるようになりたいなと思って練習してます。
K:それ。ホンマにそれ。
イ:ベースあるあるみたいな感じなんですかね。
K:加えるとしたら、一プレイヤーとしてもそうなんですけど、今はPulse Factoryのベースとして引き出しを増やすことは当然だし、自分のプレイでもっとバンドサウンドの可能性を広げることができるんじゃないかと思ってます。

長丁場ありがとう!また対バンするときはしっかり打ち上げ迄楽しみにしています!!


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